前回のお話では、親が運が悪くなるような行動ばかりしていると
その子供も同じ様に運が悪くなる行動が身についてしまい、
将来必ず(一時的にでも)不運な状態になってしまう。
というお話を書いてきました。
そこで少し書き忘れた事があったのですが、
実は、子供の頃に身についてしまった悪い癖を、
社会人になってから「大人になってから」直そうとすると、
凄く時間が掛かってしまうことが多いのです。
いえ、もしかしたら、一生その悪い癖が
直らない人もいるかもしれないぐらいです。
ここでちょっと順を追って説明していきたいと思います。
例えば私の場合、親が心配性だったワケですが、
現実に小学生の頃から社会人になるまでずっと
事あるごとに心配されていたわけです。
しかし、私の元々の性格は大雑把で
小さい事には気にしないタイプだったので、
ある意味極端に親の影響は受けなかった様なのですが、
それでも、大事な場面や緊張した時に
「失敗したらどうしよう」
とそればかり考えるようなり、重要な場面で
極端に失敗を恐れるようになってしまったのです。
ただ、この心配性の極限状態は、
元々の私の性格とはかけ離れた心理状態なんですよね。
そしてこの
「大事な場面で極端に失敗を恐れる心理状態」
は、私が社会人になってから、私の中で、
特に大きな負の遺産となってしまいました。
例えば、人前でプレゼンをする事を
極端に恐れるようになってしまいましたし、
身体的にも、電車に乗った時とかで(一時的ですが)
トイレに行きたくなる事が頻繁になった時期もありました。
また、心身症も発症して、例えば緊張しすぎると
息が苦しくなったり、パニックになってしまう事も
現実に体験してきた過去があります。
これらは本当にキツイ体験でした。
今でも多少そのけがありますが、
最近はいくらかは落ち着いてる感じがします。
ただ、まあ、ひどい話ですよ。
親がいつも心配してくれたおかげで、
自分も極端に心配するようになったわけですから。
そして私自身は社会人になってから、
かなり苦労してなんとか克服できた口ですが、
こういった事が死ぬまで一生続いてしまう人もいるわけです。
だから子供を持つ親は、自分が不運でい続けたり、
ネガティブな考え方で生活し続けたり、
汚い言葉をいつも使っていてはいけないんですよね。
子供が大人になってから苦労するので。
だから子供の幸せを願うなら親の出来る事としては
自分自身が幸運で幸せで居続けることが
一番重要なのかもしれませんね。