実はこういったお話をすると、自分から積極的に行動して
なんとか頑張って行こうとする人が「良い人」で、
自分からはあまり行動せず、人に頼りながら生きていく人は
「わるい人」と考えてしまう方が結構いらっしゃいます。
確かにそれは一理あるとは思うのですが、
この世の中の全ての人がそうだとは言い切れないと
私の場合は考えています。
ただ、外から見てるだけなら、
自分から積極的に行動している人や一生懸命頑張っている人は
誰が見ても、頑張ってるな。と、わかりやすいと思うのですが、
しかし、世の中には、普通に出来て当たり前の事でも
それが出来ない人もいるわけです。
そういった人が本人の中では一生懸命でも
外から見たら遊んでるようにも見えたりするので
一概に頑張ってる頑張ってないとは言い切れない訳です。
ただここで問題になってくるのが、
普通にできる人から見て、
頑張ってもできない人というのは、
自分にとっては
足手まといにしか考えられないという人も
中にはいらっしゃるところです。
例えば、いろんな事が普通にできる人や
今まで健康でとくに重い病気にかかった事が無い人の場合だと、
普通に出来ないことの辛さや、
病気になった時の病気の辛さやしんどさがわからないので
相手の気持ちが理解できず相手を軽んじて見る傾向があります。
そういった人の場合、
最初に書いたように頑張ってる人はよい人で
頑張らない人がわるい人になってしまうわけです。
ただこういった考え方は、
10代20代ならまだ許されるかもしれませんが
定年を過ぎてもこういった考えで居る人は
ちょっとマズイかもしれませんね。
それに若い人でも、人の上に立つ人、
例えば会社の社長になるような人が
こういった考え方をしていると
場合によっては部下がついてこなくなります。
これは二代目、三代目の人に多い気がします。
でもこれも、自分自身が年を重ねる事で
多分、身をもって理解できると思います。
例えば年を重ねてみて、昔出来てたことが出来なくなり、
頑張ってやっても普通の人より全然結果が出なかったり、
病気で身体が思うように動かなくなったり、
毎日どこかしら痛くて辛い状態が続くようになってから、
やっと、ここに書いてある意味がわかるかもしれません。
ただ、そうなってからやっと他の人の事がわかった。
というのは遅い気もしますが、
まあ、人と言うのはそういうものなのかもしれませんね。