この「素直さ」というのは、大人になればなるほど、
また肩書きが増えれば増えるほどに無くなっていくものなのですが、
逆に子供達を見ていると毎日本当に素直に生きているのがよく分かるので
見ているこちらの方が恥かしくなってくる場合があります。
まあ、今の日本社会では肩書きが増えれば増えていく程に
自分の意見や本音が言えなくなってくる構造になってしまっているので
場合によっては二枚舌を駆使していかなければ生きていけず、
素直になる余地なんて無いのが普通なのかもしれませんが、
しかし幸運というのは、素直でないと人から受け取れない場合があるので、
ほんとうはいつでも素直で居られる状態にしておいた方がいいんですよね。
例えば、日本人にはよくある話なんですが、
人からなにか貰ったり、嬉しい事をして貰ったときに、
素直に心からありがとうと言えない人が少なくなく、
体裁を気にしたり気恥ずかしさでおざなりにお礼を言ってしまう人が多いのです。
しかしこれって相手からすればかなりがっかりしてしまう話でして、
相手からすれば喜んでもらえると思ってしてあげた事に対して
素直に喜んでもらえないと、やはり気持ちも落ち込んでしまうものなんですよね。
逆に素直に喜んでもらえれば、こちらの方としても嬉しいので
次も何かしてあげようと思いたくもなるものなのですが、
儀礼的でおざなりなお礼しかしてもらえない場合は、
次は別にしなくてもいいかとなってしまうものなんですよね。
つまり、なにかしてあげる方の立場としては、してあげた事に対して
はっきりとした態度(報酬)が欲しいというのが本音だと思うわけです。
しかしそこで期待を裏切るような言葉や態度で返されてしまうと
がっかりしてしまうわけで、次に続かないという話にもなってくる訳です。
まあこれは誰だってそうだと思います。
何かしてあげたらそれ相応の言葉や態度が欲しいってもんです。
そこで素直さというものが重要になってくるという話ですが、
この素直さというのが、大人になってくると
なかなかストレートに表現できなくなってしまうものなんですよね。
しかし、肩書きとか体裁とか世間体とか親だからとか全部抜きにして、
本音で嬉しかったら嬉しいとストレートに誰に対しても
表現する事をお勧めしたいのです。
実際にこれがいつでも出来るようになってくると
自然とツキが巡って来るようになってきます。
なぜだかチャンスに恵まれるようになってくるのです。
ただし、これも日頃の良い行いがあっての結果ですので、
もちろん日頃から良い行いをすることは必須となります。
その上で素直に感謝する事が出来る様になればどんどんツイていくでしょう。