人間というのは、
いつも一定の心理状態を維持する事が難しい場合が多く、
だいたいは時間の経過で気分が良かったり悪かったりと、
気分の波があるのが普通です。
例えば、昨日は機嫌が良かった人でも今日会って見たら
もの凄く機嫌が悪かったりという事も実際にありますし、
また気分の移り変わりが激しい人の場合だと
1日単位でなく、1時間単位だったり
分刻みで気分が良くなったり悪くなったりする人も居ます。
まあ、世の中にはいろんな人がいる訳ですが、
自分が幸せな気分で居られる時というのは、
だいたいは気分がいい時だと思うわけです。
そして気分がいい時は、
何か少し嫌な事があっても大体許せるものですし、
また、ちょっとした事でも大げさに喜んでしまう場合が
結構あるものなんですよね。
そしてこの状態を長時間維持できるようになってくると、
実は、相手の今の気持ちが
手に取るように分かってくる場合があるのです。
そして相手の気持ちが手に取るように分かってくると、
相手が自分に対して「思いやりの態度」で接してきたかどうかが
直感的にわかって来る様になるのです。
これはどういう事かといいますと、
例えば、同じ言葉でも思いやりが乗った言葉なのか、
それとも上辺だけのお世辞の言葉なのかが
直感的に分かる様になってくる。という話です。
そしてこうなってくると、なぜだか自然と
相手に対して感謝できる様になってくるのです。
まあ、相手の人が自分に対して
思いやりのある行動や言葉遣いをしてくれているのが
直ぐに分かるのですから、
有り難いと感謝するのは普通の事だと思います。
しかし逆に、気分が悪い時や落ち込んでいる時などは、
こういった相手の思いやりのある行動や
言動に気付けなくなってしまう場合があり、
相手が自分の事を想ってくれて言ってくれているのに、
受け取る側の自分は単なる雑音に聞こえて
感謝どころか鬱陶しい話になってくる場合もあるので
それが原因でトラブルが発生する場合もあるんですよね。
ただ実際に上に書いた様な相手の思いやりに気付く事が出来、
いつでも感謝が出来るような心理状態を維持できる様になると、
いつでも幸せな気分でいる事ができる様になると思います。
たとえば以前このサイトで、
「しあわせは自分で決める事ができる」
と書いた事がありましたが、
ただこういった心理状態を心がける様にするだけでも
幸せになる事が出来ると私は思っています。
まあ、幸せになる方法はいくらでもあるという話です。
ただし人と同じ様な事をしても幸せになれない人もいるので、
他にもいろいろと幸せになる方法を試したり、
自分なりにアレンジして
自分に合った方法を編み出してみるのもいいでしょう。
そこで一番もったいないのは、
自分は幸せになりたいと思っているのに、
何も行動しないことだと思います。