前回では、相手に対してこうなって欲しいと思ったときは、
自分を変えていった方が早い、というお話を書いてきましたが、
今回はもう少し具体的に踏み込んで書いていきたいと思います。
こういった話というのは本当によくある話なんですよね。
実際にどうも相手の嫌な所といいますか、悪い癖みたいなものが、
いつも一緒にいるからか、よく見えてしまうって感じの話です。
ただ、こういった場面では、
ホトンドの方が気づかれていますが、
実は自分自身も相手がやってるような事を
同じ様にやっています。
だから、相手もこっちを見てつい真似てやっている。
そして、それが自分にとって嫌な事なら、
まず、真似される元の自分を変えてしまうことで、
真似する側の相手の方も変わってきます。
例えば身近なところで言うと、
「もっと楽しく食事すればいいのに」
と相手を見て思ったとしましょう。
そしてもし、こう自分が思ったとしたら、
「相手がどうのではなく」
「自分が」思いっきり楽しんで食事をしてしまえば良い、
ということになります。
そうすれば相手も笑顔になったり、
楽しい話題を振ったりと、
一緒になって食事が盛り上がる可能性が高まります。
自分がぶすっとした顔で不味そうに食事をしてたら、
相手も(あなたをいくら好きだからといっても)
ご飯を美味しく食べられないのは当然です。
一緒に居る時間が長くなるからこそ、
お互いに似てくるというのはまさにこのことです。
そして、
この状態を相手のせいにして、
(自分で勝手に相手が悪いとか決め付けて)
相手に変わって欲しいとか思うようになったとしたら・・・
まあ、こういった書き方をすると、
なぜだか自分が悪い事をした気がするかもしれませんが、
実際にそういうことなんですからしょうがないです。
どんな物事も「元はこちら」というとらえ方が出来ると、
大抵の問題が早く解決できるようになっていきます。