さて、イキナリですが皆さんは、
占い師さん個人を見て一体どんな感じの人だと思われますか?
例えば、普通の人と違って、
「特別な何か能力を持ってる人」
だと思ってる方もいらっしゃるかもしれません。
もちろんそういう能力を持っておられる方もいますが、
多くの場合は、そう一般の人と何か違ってる、
というほどではありません。
もちろんここを読まれてる皆さんと同じ様に、
笑いもすれば泣きもしますし、怒ったり悲しんだりもします。
ご飯もしっかり食べますし、何日も寝ない、
という事もまったくありませんし、普通に寝ます。
そしてここから前回のお話が入ってくるわけなんですが、
例えば一日に何人もの人の占い鑑定をしていると、
「ここをこうしたらいいのに」
とか
「こうやればもっと気が楽になるのに」
とか、思ってしまう事が日に何度もあるのです。
実際に、自分の事ではなく、
「人事だから」
よく見えています。
しかし、前回も書いたように、
相手の直して欲しいところがあった場合は、
自分を変えたら相手がそれを直してくれる、
とは限らないです。
そういったお話は、特に身近な人、
例えば家族や恋人に対してはかなり有効です。
しかし、家族同然としての付き合いでは無い一般のお客様に対しては、
自分がいくら変わったところで、即、相手にも変化が現われる、
という事にはなりません。
そういう意味では、この占い師というお仕事は、
ある一面では全く自分の思い通りにいかない面がある仕事です。
ただ、当然ながら、占い師は人を変える仕事ではありません。
鑑定結果に出てきたことをお伝えするのが仕事です。
後は、お客様自身が気がついていく。
それを見守るのが占い師の仕事です。