前回のお話の最後に、運命は決まっている。と書いたのですが、
今回はもう少し別の書き方で書いてみようと思います。
さて、私自身は、生まれた時から運命はある程度決まっている、
もしくは、完全に決まっているかのどちらかだ。
といった考えですが、貴方はどうですか?
これを別の書き方で書いていくと、例えば
ゲームの主人公 = わたし といった感じでしょうか。
ただし、ゲームであっても今回のお話は
MO や MMO などのネットゲームとは違います。
こういったネットゲームは、基本的に
キャラロスト(死亡=キャラ抹消)が無いですし。
さて、私が今回の例えで説明できそうなのは
ドラクエとFFの古いものぐらいですが
まあドラクエとかで書いてみようと思います。
例えばドラクエ1というのは、
ドラゴンを探して倒すという内容のゲームだったのですが
今から約30年前、ファミコンで出たゲームですね。
当時は復活の呪文を書き写してコンティーニュしてました。
まあそれは置いといて、ストーリー的には、
竜王(ドラゴン)にさらわれたお姫様を倒してドラゴンを助ける。
というお話だったと思います。
確か、このゲームを始めると、
まず、名前の入力を求められたと思います。
ただ、実を言うと、この名前入力の文字の組み合わせ次第で
自分のキャラクターのパラメーター(能力)が決まるんですよね。
これとかまさに、占星術で占う元になるホロスコープと一緒です。
そして名前入力が終ると、自宅のベッドから
起きるシーンが始まったと思います。
そして家から出て、フィールドマップに出ると、
実は最終的な目的地がすぐ下に見えてるんですよね。
ただこういったところとか、ばっと一目見ただけで
この南に見えてる所が最終目的地だと
気付ける人が稀にいるのですが、
現実の占い鑑定でも、
簡単にポイントをひとつアドバイスしただけで
自分の人生の目的に気付けるひとは
あっさり気付いてしまうものなんですよね。
しかし普通は、
スタート地点から直ぐ下の目的地は分かっても、
どう行ったらいいのかわからない。
これは人生と一緒ですね。
自分では目的地は分かってるのに生き方がわからない。
そこで、自分の住んでいた町から出た西にお城があるので、
情報を集める為に立ち寄っていくわけですが、
こういった情報集めも今で言うなら
ネットで検索するといったかんじでしょうか。よく似ています。
そして、敵を倒してLVを上げ、アイテムを売ってお金を稼ぎ
武器や防具や薬草を買ってしのいでいく。とか、
そのまま、働く事や普段の生活に当てはまります。
そして、紆余曲折しながらも、かなり強くなってきたら、
ドラゴンを倒しに行くわけですが、その前にお姫様を
助けてからドラゴンを倒しに行ってもいいわけです。
これとか、結婚するかしないかの2択みたいなものです。
そして、竜王の住む城(目的地)に入り、竜王を倒すわけですが
これがまた、レベルが低いと、竜王のHPを削りきる手前で
やくそうを使い切ってしまう場合があります。
しかし、この竜王と言うボスは、第二形態があるんですよね。
第一形態が人の姿で、第二形態がドラゴンに変わるわけです。
そこでレベルが低いと負けてしまう・・・
これとか、人生経験があまり無い若い人が、
事業を新しく始めて失敗するパターンによく似ています。
人生経験が乏しいので、どうしてもイレギュラーに対して
対処が遅れ、取り返しのつかないミスをするパターンとかです。
そして、なんとか艱難辛苦を乗り越えドラゴンを倒せれば、
エンディング曲が流れてゲーム終了です。
しかし、ここまでのゲームを振り返ってみると、
このゲームの中の主人公のたどってきた道というのは
ベッドから起きる→レベルを上げる→ドラゴンを倒す。
という感じで結局の所「一本道」でしかない訳です。
もちろん他にもありましたが、
あったとしても、どくの沼地を歩き続けて死ぬとか、
初期装備だけで頑張ってみるとか、
またレベルを最高まで上げてドラゴンを倒すとか
私が過去に実際にやったのがやったのが、
お姫様を助けた状態でお城に帰らずに
そのままドラゴンを倒してみる。
という事ぐらいで、
全く別のゲームの世界にそのままのキャラで移行できたり、
ボスを倒しても、延々とレベル上げが出来たり、
最初に作ったキャラそのままの状態で別の人になるとか、
例えば町の商人になってお店を経営したり
不可思議なダンジョンにお店で売るものを捜し歩いたりとか、
する事は(そのゲームでは)できませんでした。
ただ、これは人の人生と一緒で、
生きたまま別の人の人生を歩む事はできませんし、
寿命が来て死んだ状態で生活する事は出来ませんし
なにより、この占星術に限らず、他の占いであっても、
人の人生の道筋がある程度前もってわかってしまう。
という事自体が、人生がこのゲームの様に
一本のシナリオでしかない。と思う理由である訳です。
ただ、これとは180度違うお話もあるのですが、
それも一緒に書くと混乱するので
またいつか機会があった時にでも。