うまく行かなくてつまらない時どう考えるといいか

ただまあ、生きていれば誰だってそうだと思うのですが、

うまくいかない事という事はあるものです。

そして、うまく行かない事が続いてくると、

ストレス発散の為に無茶苦茶食べてみたり、

意識が飛ぶぐらいに浴びるようにお酒を飲む人とかいますが、

まあ、これらはほどほどにしておいたほうが無難です。

ただし、本当にうまく行かない事が続いてしまうと

次第に人生が面白くなくなってきます。

ただこういったお話は人によってあったりなかったりしますが、

これが貴方だったら、うまく行かなくて面白く無い時とか、

どの様にして解消していますか?

例えばこれが私だったら、

物事の見方を出来るだけ前向きな方向で見るようにしています。

もう少し詳しく書いていくと、

例えばどんな出来事でも物事でも

起きて来た時点ではニュートラルで

良いも悪いもない状態で現れてきますよね。

しかしその起きて来た出来事に対して人間というのは

だいたい良いか悪いかどちらかに評価して

自分にとってその出来事が都合がいいか悪いかの判断を下します。

だから、この世に起きて来たどんな出来事でも、

「後づけ」で意味が成されて来る場合が多いわけです。

そして出来事に対して意味付けをするタイミングで、

前向きに受け取るように心がけていければ、

誰でもあまり暗い気持ちになる事もなく、

楽しく生きていける場面が多くなる。というわけです。

これがまずひとつ。

そしてもうひとつの考え方として私の場合だと、

自分がどんな存在なのか?という事を思い出すといいますか、

じっくり考えてみるという事をしてきます。

ただ、これがどういったお話かという前に、

実はこのお話の前提になる知識が無いと

意味がわからない話になってしまうのですが・・・

まあここを読まれてる方なら分る方も多いと思うので書いていきます。

さて、私という存在は、

大きく分けて肉体と魂のセットにした人間という形で

この世(地球)に生きている訳です。

そしてこの肉体が無ければ

この地球上で話すことも食べる事も

また寝ることさえできませんよね。

だから、この世で生きて行く為には肉体が必須となるわけですが、

この肉体というのは、魂(精神)に支配されることが多く、

その人の頭の中にある考え方によっては健康になる事も出来れば

病気になる事も出来るという、かなり敏感な媒体となります。

つまり、魂だけではこの世では生活できず、

肉体だけでは人として成りえない。というお話です。

ただ、この肉体がある。ということは、

食べる事や寝ることや、また笑ったり泣いたり怒ったりと

感情表現をするのに欠かせないものなのですが、

しかしこの肉体には「制限」もあるわけです。

例えば、肉体があるがゆえに、移動に時間がかかりますし、

肉体があるがゆえに、重力に逆らう事が出来ず空を飛ぶこともできません。

また、走るにしても足の速い動物よりも遅いですし、

ある程度走れる人でも何日も寝ずに走り続ける事はできません。

つまり体力的なものや筋肉的な制限があるのが

この肉体の特徴のひとつなわけです。

そしてこの肉体は年をとれば老化もしますし病気にもなります。

逆に言うと肉体が無ければ年もとらなければ老化も病気もしない訳です。

こういったところにも人としての制限があるわけです。

そしてこれらを踏まえた上で、

私達は日本で毎日生活しているわけでして、

その日本で普通に生きているだけでも

法律に縛られ、会社に縛られ、世間に縛られ、

家族や恋人に縛られ・・・と、この様に

自分の肉体以外のいたるところにも「制限」がある訳です。

こう考えていくと、

「今、生きているだけでも本当はすごい事なのでは?!」

と思えてきませんか。

実際の所私達はいろんな制限の中で生きていますが、

今ではその制限に慣れてしまって空気の様に当たり前になってますが、

よくよく考えてみると、

もの凄い制限がある世界で生きているんですよね。

私たちは。

そこに更に問題に悩まされたり、

思った通りに行かないから落ち込んだりと

自ら更に制限をかけて行くような考え方をするものですから、

ある意味人間というのは超人的な存在では?と思う事があるわけです。

まあ、占い師というお仕事をしていると、いろんな人に出会えますが、

皆さん多種多様の問題を抱え悩まれていますが、

それでも諦めずに立派に生きて行こうとされている姿を見ていると、

やはり人間というのは凄い存在なんだなと感じてくるのです。

逆にある種の人を指して

存在価値が無いと言ってる人も時々いるようですが、

個人的には、人の存在価値という視点から考えてみると、

価値が無い人はこの世にひとりもいません。

この様に考えていくと、人には価値があり、自分にも価値があり、

たとでどんなに上手く行かない事があろうとも、

じゅうぶんに立派な存在だと思えてくるわけです。

まあこういった考え方は、私が個人的に考えてるだけの話で

他の人だとまた違った考え方をされてると思います。

ただ、自分の考えというのは自分だけののものなので、

こういった考えが合わなければそれはそれでいいと

わたしは思っています。