人間というのは不思議な動物で、
下の立場に居る時は、上の立場の人に不平不満や愚痴を言ったり、
上の立場の人と比較して自分はなんて恵まれて無いんだと
嘆いたりする事があるのですが、
いざ、そう言ってた自分が上の立場になると、
下の立場の人を努力が足りないとか能力が無いとか言って見下したり
下の立場の人を自分の下僕の様に扱ったりする事も
平気でするようになる事があります。
まあ、こういった話は、最近では表立っては聞かなくなりましたが、
人の見てない所では今でも程度の差はあれどやってる人はいます。
ただ、今日はこのお話をひとつひとつ掘り下げていくのではなく、
上の立場の人がやらない方がいい行動を書いていきます。
さて、やらない方がいい行動なんですが、
上の立場になったら急に態度がでかくなって、
部下を見下したり下僕の様に扱う人が稀にいるのですが、
これはたとえ会社のトップに立つ事ができたとしても
やらない方がいいでしょう。
これは分かってる人は多いと思うので
今更言われるまでもない事だと思います。
しかし、通常は気をつけていても、
ストレスがたまった時や、もの凄くイライラしている時に、
腹いせとして下の立場の人に当り散らす。
という事を実際にやってしまう人が結構います。
まあ、昔のガテン系や体育会系の会社ではよくあった話ですが、
今でもたまに聞く話です。
ただ、イライラしてあたり散らすならまだ分かりやすいのですが、
人にあたるという直接的なものでなくセクハラやパワハラだと、
受ける側の性格や、その人を取り巻く環境によっては
上の立場の人に何も言えない場合が出てきます。
これは簡単に言うと「弱いものいじめ」なんですが、
実はこういったパワハラとか普通にやってるところ
(会社)は多いんですよね。
ただ、会社でなら成人同士の相手になりますが、
これが家族内となると、子供への虐待という形になる事もあります。
例えば、社会的立場の弱い人、もしくは会社内で立場の弱い人が、
社会的立場の強い人や、会社内で強い立場の人から虐げられた時、
もしくは「自分で勝手に虐げられたと勘違いした時」に、
自分の家族や子供を虐待する。という事が実際にあります。
ただこう書いていくと極端な話を書いてるように見えますが、
自分が何かに追い詰められて極限状態になってしまった時、
自分の中でそれを処理し切れないから周りに発散して精神を保つ。
という事を普通に実行する事があるのでこれらは本当にありえる話なんです。
まあ、上の立場の人は、
下の立場の人を無下に扱うのはやめておいた方がいいです。
どんなに自分が嫌な目にあったとしても、虐げられたとしても、
どんなにストレスが溜まってイライラしたとしても、
下の立場の人や弱い人にぶつけるのだけはしない方がいいでしょう。
人にやった事は全部自分に返ってきます。