これから書くお話は、ある仮説に基づいて書いていますので、
無理して信じる必要はありませんし、
また、この考え方が自分には合わない。と思った方は、
それでいいとわたしは思っています。
さて、貴方にもいると思うのですが、
自分の周りに居る人で、嫌いな人っていませんか?
実際に私にも過去サラリーマンをやっていた時に、
嫌な上司や嫌いな社長、また苦手なお客様が何人かいました。
まあ、嫌いとまではいかなくても、
肌が合わない人とか馬が合わない人といった感じの人は
貴方にも居るはずです。
(だた、馬が合わないとか嫌いな人がいるというのは、
それ自体が悪いわけではないので、嫌いな人がいるから
自分はダメなんだ。と短絡的に考えるのはやめときましょ)
そして、この嫌いな人や馬が合わない人についてなんですが、
普通だったら、こういった人達というのは、
自分にとって都合の悪い人になりやすいですよね。
例えば、いつも何かしらクレームを言って来るお客様とか、
顔を合わせるたびに、細かい事まで指摘する上司とか、
また、社員の意見よりも売上しか考えてない社長とか、
まあ、こういった人の部下になれば
顔を合わせるだけでも嫌な気分になる人も
中にはいるかもしれませんね。
しかし、こういった自分にとって煩わしい人というのは、
実を言うと、やり方次第では、
自分の心強い味方になってくれる場合がある
という事をご存知でしょうか。
実際に、クレームばかり言って来るお客様でも、
こちらが誠心誠意を持って対応すれば、
お客様の方も納得してくださり、
その後はお得意様になってもらえる場合もある訳です。
また、小言ばかりいう上司や社長にしても、
こちらがしっかり誠心誠意を持って対応し、
現実に売り上げをあげれば、
逆に褒めてくれる事すらあるわけです。
しかし、人間というのは、その人の一面しか見ない傾向があります。
いえ、その人の一面だけをみて、
その人の全てを分かった気になりやすい。
といった方がいいかもしれませんね。
ただ、この様に一面だけしか見ないようにしてしまうと、
上に書いた様な、クレームばかり言う人=鬱陶しい人になったり、
小言や細かい事ばかり言う上司=めんどくさい人になってしまい、
その結果、この人は自分にとって都合の悪い人
で終ってしまう可能性がでてきます。
しかしそれだと本来なら
やりようによっては味方になってくれる人であっても
味方になってくれなくなります。
だから、もしできるならば、
自分の周りに居るすべての人が、
いずれ自分の味方になってくれるものとして
行動してみてください。
実際に会社で働いていると、
面倒な事を言ってきたり
嫌な事を言ってきたりする人は
多いとは思うのですが、
その嫌な事をそのまま嫌な事だと受け止めて
相手を嫌いになるのではなく、
実は本来その人は、
嫌な事を言うタイプでは無いのだけども、
「自分の味方になってくれる条件として」
クレームを対処してほしいと言ってるだけなんだ
と受け取るようにしてみてください。
そう考えて誠心誠意を持って
切実に対処していく事ができれば、
いつも嫌な事を言ってた人が
本当に自分の味方になってくれる可能性が出てきます。
ただ、なぜクレームを言ってくる人に対して
ちゃんと対応すれば味方になってくれるのか
分からない人も中にはいるかもしれません。
ただこれの理由は単純で、
どんな事でもクレームというのは、
= その人の要求であって、
その要求に対してこちら側が答えるのは当たり前としても、
その人が求める以上の事をしてあげる事ができれば、
相手の人は求めたい上の事に対して恩を感じるようになるので、
その恩を返す為に味方になってくれることがあるという訳です。
逆に、クレームを言って求める事以上の事をしてもらったのに、
恩を返さないでいると、その人の中で良心が傷むようになるので、
恩を返さないで求めてばかりいる人は、
次第に運が落ちてしまう場合があります。
まあ、文章で書くと伝わり難いかもしれませんが、
相手の求める事以上に相手にしてあげる事ができれば、
味方になってくれる人が多いですよ。というお話です。
ただし、やり方が間違ってると、
逆に嫌われる事もあるので、そこはしっかり考えてから
行動するようにした方がいいかもしれませんね。