今までうまく行ってたのに急に上手く行かなくなってきた時考える事

先日、夢には叶わない場合がある。というお話をしてきました。

あのお話の中で(もし仮にですが)この世に生まれてくる前に、

この世で経験(体験)したい事をある程度決めていた場合、

その決め事から外れるような事はなかなか起こせないという話を少ししました。

例えば、子供の頃にケーキ屋で働きたかった人が、

成長し社会人になり働ける段階になった場面で、(なぜか縁あって)

最終的にペットを相手にするトリマーの仕事に就いてたりする事も

現実にあるわけです。

ただこの人の場合は実際に私の近くにいたのですが、

これははたから見ていて本当に不思議な話で、

あれだけ子供の頃からケーキを作ることに熱心で

いろいろと作っていた子が、あるキッカケでペットを飼うことになり

そのペットを可愛がるあまり(どんな経緯があってか)トリマーの仕事の興味を持ち

結局最終的にそっちの道のプロになってしまった訳です。

ただ考えてみると、本人自身はどちらの仕事に就いたとしても、

人に喜んでもらえる仕事に就いたことになったでしょうし、トリマーになったことで

結果的により自分も楽しみながら働ける事になった訳ですので、

この生き方がある意味その人の運命だったのかもしれません。

そしてここで話に戻りますが、こういった感じで

人生の分岐点でうまく自分にあった生き方の方に進められる人なら

なにも問題も無いとは思うのですが、

たまに親や家族のすすめ(もっと言うと強制介入の様なものがあり)

そのせいで人生の道を選択する場面で結局自分が進みたい方向を選べず、

なかなか自分の思うように人生が行かなくなってしまう場合があるようです。

例えば、公務員の様な安定な職について将来も安泰な状況であるにもかかわらず、

今の仕事を完全に辞めて昔からやりたかったラーメン屋を

1から始めたいと猛烈に思ってる人が居たとします。

しかも、養っていく必要がある家族があり、

子供も進学の為にお金がかかる時期で

更に言ってしまうと一般的に言えば冒険するような年でもない人が、

1から全く違う業種の仕事を始めたいと思う訳です。

ただそうなるとまあ、親戚や周りの親しい人はもちろんのこと、

家族からも猛反対されてもおかしくない話ですよね。

しかし最初に書いたように、もし生まれてくる前から

そういった安定した仕事に就いていながら、しかも家族もいるのに

全く別の分野の仕事をしていくという事を決めてから

この世に生まれてきたとしたら、

その人生の道を選ばないでいると、

今度逆にいくら安定した生活がおくれたとしても、

なぜだかまったく面白くない人生を

歩まなければいけなくなってしまう場合が出てくるのです。

そうならない為にも、

例えば上に書いたラーメン屋を始めたいと思った人の場合だと、

ひとつの案として、公務員の仕事を定年退職するまでやりきってから、

そのラーメン屋を退職金で始めてみる。という方法もある訳です。

もちろん、今すぐそのラーメン屋を始めたいでしょうが、

ラーメンを作ったことも無い素人がいきなり厨房に立って、

美味しいラーメンが作れるはずも無いでしょう。

だからどこかに弟子入りして経験を積んで行くことを提案する訳ですが

今の公務員の仕事を続けながら、夜はバイトとしてラーメン屋で働く。

という提案を私だったらするかもしれません。

ただ40代とか50代の人がこれをするとなるとかなり酷な話になるでしょう。

しかしこれぐらいやりきれない人が、1からお店を立ち上げて

店舗を維持し続けるのはかなり無理な話だと思うわけです。

まあ、サラリーマンの人が自立したいと思い、

借金をしてまで自分のお店を持つ人がたまにいますが、

失敗するパターンの多くが、地道な下積みをほとんどやらずに、

いきなり本番でお店を出してしまうパターンです。

実際どんな仕事でもそうですが、自分のお店を持つ場合は、

その業界でもトップを狙えるぐらいのレベル(腕)か、心意気で行かないと、

たぶん店舗を増やすどころか、維持するのさえ難しいと思います。

まあ、上手く行かない時の多くは、

自分の運命にそった生き方が出来てないか、

自分の運命にそった生き方であっても、

やり方や行動の仕方が間違っている場合のどちらかだと思います。

ただし、そこでうまくいかない理由を人のせいにしたり、

他の事のせいにしたりする人は、例えどんなに環境が整っていようとも、

まずうまく行かないと思った方がいいかもしれません。

まあ、人の人生というのは上手くいかないのが普通で、

人生で躓いたり失敗した時に、いかにフォローして立て直せるかが

一番重要なんだと思います。