前回のお話の中で、世の中には人と比べる事が大好きな人が結構いて、
実は、他人と自分とを比べる事で悩み事を自ら作っている人達がいる。
というお話を書いてきました。
ただこういった話方をすると
あまりピンと来ない人もいるようですので
別の書き方をすると、
例えば、勝敗を気にする人、
つまり勝ち負けにこだわり過ぎる人が
この世の中には多いように感じる。
という話です。
しかし、どんな勝負事であっても勝ち負けにこだわりすぎると、
その勝負に負けた時に悩んだりストレスを溜め込む事になります。
ただし、勝負事に勝ち続けることが出来る人なら
こういった悩みは無いとは思いますが、
ほとんどの人がどこかで負けるので
まず悩まない人はいないでしょう。
ただ、考えてみると商業柄勝ち負けにこだわらないと
やっていけないお仕事の場合は例外となります。
例えば、プロのスポーツ選手の場合、
試合に勝つ事が=生活の糧を得ることになるので、
勝負事に勝たないことには話しになりません。
ただこう書いていくと、
他の業種も競争社会の中では勝負事になるのでは?
と考える事もいるとは思うのですが、
今現在業績を伸ばしている会社を見ていくと、
例えば、自社独自のオリジナルの製品や
オリジナルのサービスを提供する事で
売上を伸ばしているパターンが多く、
逆に自社オリジナルのものが一切無い会社が
他社と競り合って勝ち越している所は
ほとんど無いのが現状なんです。
つまり、他社と競争するよりも、
今は他社と協力しあい共存しながらも、
自社オリジナルの製品やサービスを開発し提供するやりの方が、
今の時流にあっているわけです。
また、同じ会社内であっても、
競争し合って業績を伸ばしていこうとするよりも、
協力し合って売上を伸ばしていく方針の方が
より業績を伸ばしているようにも見えます。
と、少し話が脇にそれてしまいましたが、勝負事というのは、
今の時代ではプロのスポーツかギャンブルぐらいなもので、
その系統のお仕事に就いているのでもなければ、
勝敗にあまりこだわらなくても
ある程度はやっていけると個人的には思うわけです。
しかし勝負事にあまりこだわらなくてもいい環境であっても、
それでも勝負事にこだわり過ぎると、
ストレスを溜めたり負けた時に悩む事になります。
だからどんな事でも勝敗の結果はあまり気にしないようもっていき、
出来たらそれをやっている「今の自分」の方に集中していければ、
自ら悩みやストレスをあまり作らなくて済むようになれると思います。
もちろん、自分に合っているなら
その勝敗にこだわる生き方も有りだとは思います。
しかし、勝敗にこだわり過ぎて自分を見失ったり、
ストレスを溜めすぎたり、いつも悩んでばかりいるようなら、
場合によっては「別の道を選択する」というのも
ひとつの手だと私の場合考えています。