わたしの所に悩みの相談に来られる人を観察していると、
今目の前にある問題に悩んでいるばかりか、
未来の可能性のひとつとして問題が発生するかもしれない事さえも
気になる事として先取りして悩んでいる人がいます。
例えば、将来の子供の事とか自分の健康の事とか、家族の健康の事とか、
今後の仕事の事や、今働いてる会社の未来についてさえも、
自分の問題として考え悩んでいる人がいるのです。
(会社については経営者なら悩むのは普通ですが
サラリーマンの場合は今目の前にある仕事の方に頭を使った方が
会社の存続に役立つでしょう)
しかし、未来というのは「今が変われば」変わってしまうものなのです。
つまり、例えば今、病気で悩んでる人であっても、
その病気をなんとか努力して治す事ができれば、
将来その病気が重くなって仕事が出来なくなったり、
その病気で動けなくなって家族に迷惑をかけてしまうのでは?
と、まだ起きてもいない未来の(病気になってる)自分の事で
悩む事自体が無くなってしまうのです。
また他にも、自分の子供が学校でいじめられないだろうか?
と、まだ保育所にも通っていない子供の事を心配したとしても、
現時点で小学校にすら入っていない子に対していくら考えても
将来その子がどうなるかは今の地点では分からないのです。
もちろん心配なら空手の道場に通わせるなり、
なにかスポーツをさせておけば、いじめの対象にはなりにくいので、
今からそうしていけばいいだけの話なのですが、
それすらせずに子供の未来の事まで心配している人がたまにいます。
本当に未来の事で心配するのは全く意味がありません。無駄です。
だけどもし、どうしても未来の事を考えたいのなら、
例えば自分にとって楽しくなるような未来を想像し、考え、
さらに実際にそうなる様に「今から」行動してみてはどうでしょうか。
そうすれば、楽しくなるような未来の事を考えてる間は
将来の事で心配する事もあまりしなくなるでしょうし、
実際にそうなる為に一生懸命行動している間は、余計な事で心配したり
不安になったりする事も無くなってくるはずです。
ただし、心配事があるのを無理してでも無視すればいい。
という話では無いのでそこは注意してみてください。
実際に心配事があるなら、
その心配する様な事にならない様に
今から行動を起こすべきだと思います。
しかし、その対処が済んだら後はもう「なるようになる」と考えて、
その心配事は一旦置いておいて、他の事、
例えば自分にとって楽しくなるような事を考えた方が、
時間を無駄に使わなくて済むと思うのです。
そしてこの様に考える対象を少し変えてやるだけで、
心配事に多くの時間を使わなくて済む様になるので、心配ばかりしている人は
このやり方を日々の生活に取り入れてみるのも良いかもしれませんね。
ただ、一回キリの人生ですので好きなように生きるのが一番だとは思いますが、
心配ばかりしてると生きるのさえも疲れてくる場合があるので、
まあほどほどに。