自分が腹が立つ時ってどんな時か考えてみると

自分が腹が立つ時ってどんな時か考えてみると

人に自分が頼んだことをやってくれなかった時や、

当たり前にもらえるだろうと思ってたものがもらえなかった時や、

自分がこれぐらいは普通に大丈夫だろうと思った事が

大失敗した時とかでした。

ただこれらは全部、

自分の思い通りにならなかったから腹が立った。

というだけの話なんですよね。

つまり、自分の思い通りにならない=自分が損をした。

と思ってしまったから腹がたったという話です。

では、腹を立てないようにするにはどうしたらいいのでしょうか?

これはもう簡単です。

なにが起ころうとも一切損得勘定をせず、

自分にも相手にも期待をせず、欲を持たない。

ただこれだけです。簡単ですよね。

・・・って簡単じゃないんですよこれが。

まず普通の人は損得勘定を抜きにして考える。

という事がまず出来ません。

多くの場合、自分で意識してても、

損をする様なことはまず選ばないのが人というものです。

例えば、ダスキンの創業者の理念として

「損を取る」を会社をあげて実践されていますが、

(ちょっと嫌な書き方になってしまうのですが)

この考え方の後ろには、最終的には得になるんだから、

まず先に(誰もやろうとしてこなかった)

損をとるという事を実践して行く事で、

お客様から信頼を勝ち取ろうではないか。という考えがある訳です。

しかし逆に

最初に損をとってもしその後も損な事にしかならないなら、

絶対に損を取るから得がくるとか言わずに

最初から得になる様なことしかしないはずです。

ただどちらにしても、損得勘定をした上で損を取る。

というのがこの考え方のスタート部分にあるわけでして、

結局最終的には(最初に損をとる事で)得になるような行動を

率先してやっていこうという話な訳です。

まあこのお話は会社の運営のお話ですが、

人の生き方をみても、

どんな時でも誰もが損得勘定をしながら生きているので、

損得勘定を全くしない。という事はまず無理な話なのです。

また、人に頼んだことや

通常はやってくれるであろうと思った事を

やってくれなかった場合というのは、

誰もが腹が立つとは思うのですが、

以前もお話した様に、

(これは斉藤一人さんから聞いた話ですが)

なにかをしてもらった時に「有り難う」とお礼を言いますが、

この言葉の文字にあるとおり

「有る」というのは本来「難しい」事であって、

ある見方をすれば有るという事そのものが奇跡的なことなんです。

つまり、人に頼んだことが

頼んだとおりにしてくれること自体がある意味奇跡な事で、

更にこちらから言わなくても

いつもどおりやってくれる事自体が奇跡的な事なのです。

それを自分で勝手にやって当たり前と勘違いしてしまうから

そうならなかった時に腹が立ってしまう。

という話です。

だからそもそも

人に期待すること自体が間違った考え方なのでは?

と個人的には思っています。

さて最後に結論としては、

普通に生きているだけでも腹が立つ事は沢山あるので、

腹が立つならどんどん腹を立てるべきだ!

という話ではなく。

この世に生きている限りは人間性を高める努力をし、

できるだけ欲に囚われず、損得勘定に翻弄されないようにし、

人に多くを求めない生き方が出来る様に

自分を高めていく事をお勧めしたいというお話です。

まあ、腹が立つなら腹を立ててもいいのですが、

その腹が立った原因はどこからやってきたのか?

という部分は一度真剣に考えてみてみるといいかもしれませんね。

そこの所が分かってないと、自分が今なぜ腹が立ってるのかさえ

腹が立ちすぎてわらかなくなってくるかもしれません。

そうなるともう幸せとは幸運とか以前の話になってしまいまうので

自分も周りの人も幸せにしたい人は

この事について少し自分なりに考えてみるといいかもしれませんね。