これは自分では気づきにくい所だとは思うのですが、
人の態度(行動や言動)というのは、
実は相手に合わせて変えている事が結構あります。
例えば日本人の場合だと、目上の人に対して
横柄な態度や失礼な言葉遣いをする人はかなり少ないですし、
また会社の上司や社長に対して、タメ口で話したり、
アゴで使うような態度をする人もホトンド居ないでしょう。
しかし逆に自分の子供に対しては、
目上の人や会社の上司に対して行動すると
かなり無礼な言葉遣いや態度であっても
ついついしてしまう人が結構居ますし、
また、親友や家族に対しても、
目上の人や知らない人には絶対にしない様な
言葉遣いや態度をしてしまう場合が結構ありますよね。
これこそまさに
相手を見て態度を変えている状態なのですが、
しかし当の本人は当たり前になりすぎていて、
気づかない場合が多いです。
そこでタイトルの話に入っていくわけですが、
つまり人というのは相手を観て
態度を変えて対応しているのが普通ですので、
例えば相手が幸せそうに見えるなら、
こちらも幸せそうな人に対する態度で接し、
逆に悩み事を抱えて暗く沈んでいるようなら、
暗く沈んでいる人に対応する態度で接するのが普通なわけです。
という事は、自分がいつも幸せで居続けることが出来れば、
周りの人も、自分をいつも幸せな人として
対応してくれると思いませんか?
つまり、自分が幸せで居ることで、
周りの人もそれに合わせて祝福してくれるような態度で
接してくれるようになるというわけです。
これについては逆の立場で考えれば分かりやすいと思います。
例えば自分が幸せそうな人を見て
自分がどのような態度をとるかを考えてみてください。
例えば自分の親友や家族が幸せそうにしていたら、
こちらも幸せな気分になったりしませんか?
またその幸せを分かち合いたい気分になったりしませんか?
つまりそういうことです。
ただし、ここで気をつけたいのが例外もあるという所です。
というのも、自分は不幸だとか、他の人よりも
不遇な扱いを受けていると感じている人の場合だと、
他人の幸せに嫉妬心が沸いてきてしまう場合があるのです。
(ここを読んでギクッとした人がいるかもしれませんね)
そして他人の幸せに嫉妬するような人は、
その人の幸せを分かち合いたいと思うよりも、
相手も自分の様に不幸になれと
相手の幸せを呪う様な事を考える場合があるのです。
そしてこういう事を考える人は、
(あまり言わない方がいい気もしますが)
実を言うと幸せにはなれません。
というのも、幸せになった人を羨ましく思い嫉妬して、
更に相手を呪うような事を考えるということは、
つまり逆に考えていくと、もし自分が幸せになったら
相手から呪われる様なことを考えられても仕方が無いと、
相手に自分の不幸を願う事を許してしまう
という話になってしまうからです。
これは、自分が相手にやった事というのは、
相手からもやり返されても仕方が無い。
という考え方をするとこういった話になってくるのですが、
こういった考え方をする人は
結構いらっしゃるのではないでしょうか?
ただこれが、自分さえよければ相手はどうなってもいい。
と考えている人の場合は、
相手の立場や考えや都合とか全く考えずに、
自分勝手なことばかり考え相手に要求するので、
こういった考え方にはなりませんが、
そういう人の場合、
自分の事も相手の事も幸せを願う人からは、
次第に相手にされなくなり、
最終的には孤独を味わうことが多いようです。
まあ今回のお話は、自分が幸せなら
周りの人も幸せになるの?というお話ですが、
幸せというのは人から人へ伝染していくものでもあるので、
答えは「YES」となります。何かの参考になれば幸いです。