自分で自分に対して窮屈なルールを強いている人がいますが

日々、人というのは自分に対していろんな許可を出していますが

かなりの人が自分に対してポジティブな許可よりも

ネガティブな許可の方を出しています。

(今回の話に出てくるポジティブな許可とは、自分に対して「自分は幸せになっていい」とか「人を愛してもいい」という許可の事を指し、逆にネガティブな許可というのは「自分は苦しまなければいけない」とか「幸せにはなってはいけない」とかいった許可(自分に強いる事)の事を指します。)

例えば、自分に対してネガティブな許可というのは

友人や周りの人に対して、

嫌な事を言ったりしたりする自分は

幸せになってはいけない(と自分に強制する)とか。

親友を裏切るような事をしてしまった自分は、

幸せになってはいけないとか。

他にも自分の欲望を優先してしまったせいで、

周りの人(家族も含め)を傷つけてしまい、

それを反省する意味もこめて

自分を縛るような許可を出してしまう人が結構います。

しかしこの様に自分を(何かのルールで)縛る事をしてしまうと、

自分らしく生きていけなくなってしまう場合があるのです。

例えば、自分が本当にやりたい事が出てきても、

昔、誰かを傷つけた事で自分に対して

ネガティブなルールを作ってしまった人は、

もしそのルールに引っかかる事が

ひとつでもそのやりたい事に含まれていれば、

どうしても自分の中にある正しい心がじゃまをして、

それをやる事が出来なくなってしまうのです。

しかし、その自分の中にあるルールを解除する為には、

解除する為の自分の許可が必要になってくる訳です。

たとえ他の誰かが解除しようとしても、

自分がルールを解除する許可をしなければ

まず解除できないのです。

これを別の言い方で書くと、

心のブロックを自分で作って自分で解除(クレイジング)する話

と言えばいいでしょうか。

例えばクレイジングという言葉を

どこかで聞いた方もいらっしゃるかもしれませんが、

心のブロックというのは、

他人が勝手に解除することは出来ないもので、

その人自身が心のブロックを解除(クレイジング)しなければ、

そこから一歩も前に進めなくなってしまう場合も出てくるわけです。

しかし、この心のブロックというのは

なかなか簡単には解除できないものも多いですし、

そもそも自分の心にブロックがある事すら

自分では気づけない人も居ます。

ただ自分に対してネガティブな許可を出すのは

普通に誰でも簡単にやってしまうものなのですが、

その許可を取り消すのは相当大変な作業になる場合も

結構あります。

だからまずは自分を知る為にも、

自分に対して日ごろからネガティブな許可ばかりだしてないか?

また、自分で勝手に窮屈になるルールを設定して自分に強いていないか?

をチェックしてみるといいかもしれませんね。

逆に言えば自分に対して変な縛りやルールを強いていない人の場合

普通に自分らしく生きていけてる人が多いのではないでしょうか。

そして毎日自分らしく生きていけている人なら、

この話はとくに意味を成さないかも知れません。

ただそうでない人は、

ちょっと自分の内面を振り返ってみるのもいいかもしれませんね。