本当は敵になる様な人はいないというお話

例えば、日々、生活をしていてもそうですが

仕事をしている職場とかでは、嫌いな上司や苦手な先輩、

また、無理難題ばかり言ってくるお客さんや、

ミスを指摘ばかりする取引先の人など、

いわゆる、アメリカで言うところの

想定「敵」といった感じの人が

「自分の中にある人」がたまにいらっしゃいます。

まあ、仕事の同僚であっても、

自分がいかに早く出世するかを考えていくと

その同僚もライバルというより「敵」として見てしまう人も

いらっしゃるのではないでしょうか。

確かに、自分の利益を阻害する相手を敵とするならば

本当にいろんな所に敵がいる事になりますよね。

しかし、実は「敵」という人は本当はいないのです。

ただこれは、詳しく書いていくと、

凄く長い文章になってしまうので詳しくは書けないのですが

簡単に書いてみると、

現実に敵に見えるような人であっても、

ほとんどの人が自分の「味方」なのです。

というのも例えば、自分と同期で入社した人が

出世競争に勝ち、自分より早く上役についたとします。

そうすると、その時点では、

その人に出世競争で負けたことになりますよね。

しかし、意外とこういった出世については公平な場合が多く

だいたい、適材適所である場合がホトンドなのです。

その上で自分が出世できなかったとしたら、

ただ単に実力がない。もしくは、

結果が出せてない。だけの話なんですよね。

だから、そのことをしっかり受け止めて、

自分の実力が足りないなら実力をつけて、

結果が出せてないなら、しっかりと結果を出す。

本当にこれだけで、

次は自分の番が来る可能性が高くなるわけです。

そういう意味では、先に出世した同期の人は、

自分に対して、まだ実力が足りないこと。

または結果が出せてないところを

自分に分からしてくれた恩人みたいにも思えませんか?

もちろん、同期が出世した時点では

悔しい気持ちをもつかもしれませんが

それはそれでいいので、ちゃんとその現実を受け止め

自分の足りない部分を理解し実力を付けていくのが

本筋だと私は思うのです。

だから、自分の周りに「敵」がいるように思ってしまう人は

今一度、冷静になって考えてみてください。

本当は自分の努力が足りなくて、

悔しいから相手を目の敵にしてるのではないか?

と。