会社勤めの人が急に身体が動かなくなって重い鬱病になった時どうしたらいいか?

私の所に悩みの相談に来られる方の中には

いつも調子が悪いので悩んでる。

という人がいらっしゃる事があります。

しかし、たとえいつも調子が悪かろうとも、

会社勤めのサラリーマンの人ならば、

会社が休みの日や指定された休みの日以外は、

毎日の様に出勤しなければいけません。

更にこれが自営業の人だと、自分が働かなければ

会社が回らない状態なら、休みたくても

働き続けないといけない場面も出てきます。

しかしこんな状態のままで頑張り続けても

いつかは限界が来るものなんです。

実際に、いつも調子が悪い状態でも

生活のために無理して働き続けていれば、

いつかは病気で倒れる事になるでしょう。

まあ、このように書いてしまうと不安を煽るかのように

受け取ってしまわれる方が多いのですが、

私がお話ししたいのは不安を煽るような事ではなくて、

なぜそんな状態になってまで働き続けないと

生きていけない状況なのか?という所を

一度、真剣に考えてみてはどうですか?というお話なんです。

実は、体調が不調な状態の時にゆっくり休まず

生活の為に無理してでも頑張り続けている人の場合、

ある日突然、起き上がる力も出ないぐらい

気力が無くなって会社に行く事が出来なくなる。

という状態になってしまう人も中にはいるのです。

例えば病気名で書くと重い鬱病と言った感じでしょうか。

これはその病気になってみないと理解できない話なんですが

かなりキツイ症状に悩まされる病気です。

多分これは、あまり重い病気になった事が無い方や

いつも元気いっぱい!でなくても、

そこそこ元気を維持できている人には

全く理解できない病気だと思います。

そしてこの起き上がる気力が

まったく出てこない状態になってしまうと

会社に行くどころか日常生活もままならなくなります。

例えば、一人暮らしでこうなってしまうと、

食べ物を買いに外に出る事さえ大変になってくるので

場合によっては餓死してしまう事もある得る話なんです。

このように、重い鬱病はかなり怖い病気なんですが、

しかし、実を言うとこの病気自体は

誰でもなる可能性がある病気なんですよね。

例えば、今の日本で生活している人達というのは

なにかしら制限を受け、かなり抑圧された状態で

日々生活している人達と言っても過言ではありません。

つまり、別の言い方で書くと、

自分らしく自由に生きていけない生活環境が

整ってしまっているのが今の日本の環境なんです。

例えば、会社で働く場合でも一定のルールがありますよね。

8時に朝礼をして、5時になったら仕事終りと言った感じで

お昼の休憩時間は外して8時間は働かなければいけない。

(会社に居なければいけない)という規則があります。

また、そのルールの方も社員なら社員、

社長なら社長で変わっていき、上に立つ人ほど、

ルールが複雑になり、責任感も増していき、

プレッシャーがもの凄い事になってくるわけです。

しかし、そもそも人間というのは、

いくつもの制限を課せられ、精神的にも肉体的にも

酷使し続ける事ができるようには創られていないのです。

例えば、眠らずに24時間休み無く働き続けるという事を、

3日間も続ければほとんどの人が倒れるでしょう。

そしてこれと同じような事をしているのが、

体調が悪いのに生活の為に無理やり頑張って

倒れるまで働き続けている人達なんです。

そしてこういった感じの人は、どんなに忙しくても、

時間を取る余裕が無くても、一度、今の自分の現状を

じっくりと省みる時間を取った方がいいです。

例えば、会社勤めのサラリーマンの人なら、

働かなければ生活費になる給料が入ってこない状態になる。

という事が自分の足かせになっている事に

気付かなければいけません。

これは結構曖昧に考えてる方が多いのですが、

サラリーマンというのは、

雇用形態としては日雇い労働者なので、

働かなければその分給料がもらえないのが普通です。

つまりもし、病気で働けない日が続けば、

生活するための給料がもらえなくなり、

最終的にはその働く場所からすらも

追い出されてしまう環境にいるのが

今のサラリーマンの現状なんですよね。

給料をもらっている人はみんなそうですね。

そして、給料をもらっている人の多くは、

社会の中の地位で言うなら底辺にあたります。

つまり、日本社会の中では弱い立場なんですよね。

別の書き方をするとリストラの対象者の多くは

給料をもらっている人達ですよね。つまり、いつ

仕事を失って路頭に迷ってもおかしくないのが

サラリーマンなんですよ。

だから立場の弱いサラリーマンは、たとえ体調が悪かろうが、

働かなければ食べていけないので、かなり無理してでも

会社に行かなければ行けない状態に追い込まれる訳です。

ただ無理してるのは分かっていながらも、他にいい方法が

無いので無理矢理意識的に感情を押さえ込んでしまうのが

普通の人の対応(やり方)なんですが、

しかし身体の方は正直なので、自分の中にある問題を

辛い症状として身体に出すことで、

「今、かなり無理してますよ」と

その人に訴えかけてくる事があるのです。

そしてそれが毎日の様に続いているのに

無視して頑張っていると、重い鬱病となって、

自分の身体に現われてくる場合があるわけです。

しかし、これはまだわかり易い方の話でして、

これとは別のパターンとして、

普段はそこまで体調が悪かったわけでもないのに

いきなり重い鬱病の症状がでてまったく動けなくなり、

ある日急に会社にいけなくなってしまう人もいるのです。

でも実はこういった急に出てくる人の場合も、

普段の日常の中で何かしら身体の違和感として

感じていたのを無意識的に無視していたから、

こうなってしまった。という場合が結構あります。

つまり、どんな病気でも前兆としてなにかしら

違和感の様なものを感じる事があるわけです。

しかし仕事が忙しいと、こういった違和感を

無視してしまう場合が多いので、

気づいた時には動けなくなっていた。

という事が場合によってはあるようです。

では、実際にそうなってしまったら

どうすればいいのでしょうか。

まずやる事としては、病院(精神科)に行って

ちゃんと診てもらい薬をもらってくる事です。

一人で行けないなら、家族か友人にお願いして

連れて行ってもらうぐらいしないと

もうどうにもならないでしょう。

実際に動けないぐらい

気力が出てこないというのは、

もう重病人の域に達しているので

自覚された方がいいです。

しかも、ここまで重い状態になってしまうと、

食べる事さえまともにできなくなるので、

家族の助けは必須となります。

(恥ずかしいとか言ってる場合ではありません)

あと他にひとつだけ意識しておきたいのが、

気力がなくて身体が思うように動かせられない。

というのは、健康な人には全く理解されない話なので

病院の先生以外の人に必死になって訴えても

全く同情されない場合があるという事だけは

心に留めておいたほうがいいです。

自分の今の状態を周りの人に言えば言うほど、

なまけもののレッテルを貼られる事があります。

そこで本当に家族に

今の自分の状態を理解してもらいたいなら、

病院の先生を通して話してもらうといいでしょう。

まあ、かなり辛いとは思いますが、

薬でなんとかなる場合も多いですし、

なんとかならなかったら、なんとかならなかったで

また次の手をやって行くだけの話です。

そして、ちゃんと自分の状態をはっきり伝えていければ、

大概の事は家族(周りの人)が何とかしてくれると思うので

そこのところは安心していいと思います。