楽しく生きて行くために、まず人(自分)をゆるすこと

今の日本で生きている人達を観てると

「自分らしく思いっきり楽しんで生きている人」

というのはあまり居ないような感じがしています。

実際に、いつも自分らしく生きている人というのも

あまり多くはいない感じがしていますし、

さらに人生を思いっきり楽しんで生きてる人となると、

極少人数になりそうな感じがしています。

ただ、自分らしく楽しんで生きていけないのには

いろいろ理由はあると思うのですが、個人的な考えを書いてみると、

世間の常識に縛られすぎて人の目を気にしすぎている。

という事が原因になってる場合もあると思うわけです。

例えばマナーにうるさい人にたまに会うことがあるのですが、

基本的にマナーというのは誰かに強制されてやるものではなく、

相手に嫌な想いや不快な想いをさせない為の

自ら出てくる思いやりや心配りだと個人的に思う訳です。

それを世の中には強制するかのように、

しくこく何度も言う人がいるのですが、

このマナーや常識を厳格に守れば守るほど、

自分らしさをだせなくなってきますし、

なにより人生が楽しめなくなってくる場面が多くなるんですよね。

また、このマナーや常識を守りすぎる事もそうなんですが、

他にも、相手に嫌な事をされてそれが許せない人や、

自分が過去に言ってきた事や、やってきた事が許せない人も、

自分らしく生きていけなくなってくるので注意が必要になってきます。

これは私自身も経験してきた話ですが、

若い頃というのは「知らない」という事もあって

常識はずれの事や、空気も読まずに人の嫌がる事を

平気でしてしまう時期というのがあるものです。

まあ、そんな事ばかり続けていると、

往々にして痛い目にあったりするものなのですが、

痛い目にあってやっとその事に気づけるものだと思うのです。

そして自分がその間違いに気づかない間は、

ずっと人の嫌がる事をし続けてしまうこともあってか、

周りの人から嫌われたり恨まれたりする事が結構あるんですよね。

しかし、男もそうなんですが女性の場合は特に嫌な目にあわされたり、

恥をかかされるような事を何度も特定の人にされてしまうと、

恨んだり、仕返しをしてやりたいと思う人が多いようです。

しかし、それで腹いせに相手に仕返しをすると、

その仕返しに対する相手からの報復も

セットになるのでお勧めではありませんし

また、恨んだりすると運が落ちる上に、

恨んでる間はずっと幸せな気持ちになれない。

という事がセットになってついてくるのでこれもお勧めではありません。

そしてどちらの場合も相手を許せないでしょうし、

人によっては恨む事は悪い事だと自分を責めてしまう人も

中にはいらっしゃるようです。

まあ、恨む事はよい事だとは言えないでしょうが、

それで自分を責めて許せなくなるぐらいなら、

何があっても恨んだり仕返しとかせず、

別の方法でその問題を解決した方がいいと思う訳です。

ほかにも、過去に自分がしてきた事で、

とても立派とはいえない行動をしてきた事に対して自分を許せない。

という人もいらっしゃるようです。

例えば過去に人をいじめていた人とかは、

自分が豊かで幸せな環境で生活できるようになった時に(満たされた時に)

過去の自分を批判したり責めたりする場合があるようです。

これは真面目な人に多い感じがしますが、

自分を批判したり責めたりして許せない状態が続くと、

「自分らしく思いっきり楽しんで生きていく」

という事が出来なくなります。

まあ、どんな悪い事(行動)でもそうなんですが、

自分がそれを悪い事だと思ってる行動をやってしまった場合、

(その時は仕方がなかったと思う事ができても)

後から後悔したり懺悔したくなる状態が続く場合が多くなり、

その結果その事が完全にゆるされるまで自分で自分を傷つけてしまうので

注意が必要になってきます。

まあ、いろいろ書いてきましたが、

要するに、自分らしく楽しく生きて行く為に

人も自分もゆるして行きましょう。

というお話です。

特に真面目な人ほど自分をゆるす事をお勧めしたいところです。