病気や薬に対しての間違った知識

今日はちょっと病気の治し方といいますか

病気に対する心構えみたいなものを書いてみようと思います。

さてつい先日の話なんですが、

ある知り合いの老夫婦とお話する機会がありまして

少し時間をとってお話していたことがありました。

まあ、定年退職をして自由な時間が手に入るようになると、

いろいろ趣味に没頭したり、畑の世話や孫の世話など、

昔は仕事一色だった人であっても家の事に関わるようになってきます。

ただ、この様に時間を持て余す様になってくると、

以前は考えなかったことでも、

いろいろ考えてくるようになるようです。

例えば、還暦を越えた辺りになってくると、

人によっては病気の事について

いろいろと考えるようになる様子です。

まあ誰もがそうなるのかもしれませんが、

年を重ねて子供達も自分達の手から離れて

更に会社で働く必要も無くなってくると、

自分の死について考える機会が増えていくようです。

そしてその死について考えていく中のひとつに、

病気も含まれている事が多い様です。

そしてここから本題に入っていくのですが、

この病気について考えてくるようになると

薬についても考えるようになると思うのですが、

実はこの薬については、いや、薬そのものについては、

あまり考えてない人が多い様な気がするのです。

というのも、

いまだに薬さえ飲んでいれば病気が治る

と勘違いしている人が多く、

病院から貰った薬さえ飲んでいれば

いずれ健康になれるといった感じで

薬に対して過剰に期待している人が

未だにいる様なんです。

しかし、薬では病気は治りません。

まあ、テレビで薬のCMを見てると、

あたかもその薬を飲みさえすれば

病気が治るようかのようなイメージを持ってしまいがちですが、

薬では自分の病気は治らないのです。

じゃあ、何が自分の病気を治すのかといいますと、

人が生まれた時から持っている

「自然治癒力」が働いてその病気を治しているわけです。

じゃあ、私達が飲んでいる薬はなんなのか?といいますと、

それは単なる「症状を抑える為の薬」というだけの話なんです。

例えば、風邪を引いて熱を出して

立つのもしんどい状態になったとします。

この状態で病院にいけば注射を打ってもらえたり、

薬をもらえたりする訳ですが、

その注射や薬の効果というのは、熱を下げる効果だったり、

胃や腸の調子を整える薬だったりする訳です。

つまり注射にも薬にも、

風邪そのものを治す成分は

「何も入ってない」んですよね。

他にも花粉症を抑える薬とかありますが、

ああいった薬も、鼻の中の粘膜に作用する成分が入ってるだけで、

花粉症そのものに直接作用して

根本から改善されている訳ではありません。

ただ花粉症などのアレルギー反応というのは、

人体の自己防衛機能が過剰に反応して

鼻水がでたり、湿疹がでたり、喘息になったり、

場合によってはショックで死にいたる訳ですが、

これらを根本から治す薬というのは

今の所無いと思います。

まあ、風邪自体もウィルスの侵入に対する

自己防衛の過程で起きて来た現象のひとつなのですが、

ただ風邪の場合、仕事が辛くなるからと言って

熱が出切る前に中途半端に熱を下げてしまうと、

ウィルスが体内に居残って更に悪さをする事があるのですが、

そういった話は風邪薬のCMで説明されている所を私は見た事がありません。

まあ、テレビのCMを見ていると、人によっては

薬で病気が簡単に治ってしまうよな錯覚に陥りやすいとは思うのですが

あのテレビで流れているCMのほぼ全ては、

身体に出てくる「症状」が改善するとは言ってますが、

「病気」そのものが治るとか改善するとは

ひとことも言って無いんですよね。

良く効く!とは言っていますが治るなんて一言も言っていません。

しかも、その薬の副作用については、使用上の注意をよく読んで。

と言われるぐらいで、その薬を飲んで意識を失った人がいたり、

障害をもってしまった人が居たり、別の病気を誘発してしまったり、

といった都合の悪い事は一切言わないので怖い所でもあります。

まあ世の中に出回ってる薬には

何らかの副作用があるものなんですが、

そこの部分を軽視したり無視したりして、

自分の都合の良い部分だけ信じて、

無条件に信頼して薬を飲むのは

やめておいた方がいいでしょう。

実際に過去にありましたが、

市販されている風邪薬でさえ、

命を落としている人が何人も居ます。

現実にこういった事もあるので

基本的には薬を飲まないような生活を心がけ、

もし病気になっても食事を変える事で

体調を整えていくようにし、

もし飲む必要が出てきた場合でも、

これを飲むことで「症状が抑えられる」と割り切って

飲んでいくと良いと思います。

例えば、高血圧用の薬も、必要な場面では飲んだ方がいいですし、

血糖値を抑える薬も、飲む必要があるのなら飲むべきです。

しかし、このどちらの薬も、

(そういった体質や老化が原因で無いなら)

食事と運動と普段の心構えを良い方に変えてやるだけで

だいたい飲む必要が無くなってきます。

逆に、若い頃からそういった薬を飲むようになってきたとしたら、

身体の知識や薬の知識が無いか、怠けたいかのどちらかだと思います。

しかし、薬は毒物なので、飲み続けるといずれ内臓を傷めます。

また良く効く薬は体内で活性酸素を大量に発生させ

細胞を老化させてしまううえにガンの原因にもなりうるので

個人的には飲む必要が無いなら全く飲まない方がいいと考えています。

ただ、私は医師でもなんでもないので

病気については治るとか治らないとか言えませんが、

薬を飲む側の立場としてここに書いてきました。

まあ、若さを保つ為にもガンの予防のためにも、

薬とついたものは、飲む必要が無いなら飲まず

できるだけ食事と運動と睡眠で病気を予防していきたいところです。