周りの人に対して想うことに気をつけてみる

これは以前書いたと思うのですが、

「自分の想った事は、ほぼ全て相手に伝わっている」

というお話をいくつかの例え話と一緒に過去に書いてきたように思います。

例えば相手に対して嫌いに思うことや嘘をつく場合などは特に

その想った事が相手によく伝わっていると考えた方がいいです。

と言った感じの事を書いた記憶があります。

実際に相手に対して否定的に思ったり、

相手に対するネガティブな考えについては、

自分が思ってる以上にしっかりと相手に伝わっていくものなのですが、

逆に相手に対して肯定的だったり、相手に対するポジティブな考えというのは、

意外と人によってはなかなか伝わりにくいケースもあるようです。

例えばよくある話に

自分の好意が相手に伝わってくれないといったケースがあります。

(好きな想いが相手に伝わらないといった感じのよくある話です)

ただこういった好意というのは相手の感受性にもよる所が大きいようですが

実は案外自分が思っている以上にこういった好意というのは伝わっているものです。

ただこの様に伝わらない様に見えてしまう場合は、

相手方が別の人が好きだったり恋愛よりも仕事の方に集中したい場合とかだと、

相手側としても好意や想いを受け止めずにスルーしてしまう場合もあるので、

こちらがいくら好意を寄せても無反応な場合が結構あるんですよね。

しかしどんな想いであっても、

結構相手に伝わっているものなんです。

さてそこでここから本題に入っていきますが、

貴方は普段周りの人に対して

どのように考えていつも接するようにしていますか?

例えば、仕事でイライラしてストレスが溜まったままの状態で

家族に接したり、友達に接したりしていませんか?

まあ自分の話を聞いてくれる相手なら会社の同僚とかにでも、

ストレスが溜まった状態でいろいろ話したりする事もあるでしょう。

ただこれをやってしまうと、

家族や友達が自分のストレスのはけ口になってしまいます。

そしてこれが行き過ぎてしまうと子供の虐待とか

DVという形になる事もあるようですので、

あまりにもイライラしたりストレスを溜めたまま

家族や友達と話したりするのは(場合によっては)よくないかもしれませんね。

まあこれはケースによりけりですが、基本的にストレスが溜まりすぎたり、

自分の中の問題が解決しておらずイライラしている状態で周りの人と接すると、

どうしても相手の方に迷惑をかけてしまう事が多いようです。

ただし、自分がしたこと(やったこと)は

全部自分に返ってくるのが世の常です。

例えば自分がストレスを発散する為に

愚痴や怒りを織り交ぜて何度も何度も家族にぶちまけていると、

今度はその家族が自分と同じ様な状態になった時に、

同じようにやり返されてしまうことがあります。

まあ会社の上司への愚痴や怒りをぶちまけられる側としては、

かなりうんざりな話になってきますが、

ただ、言う側としてはすっきりするので、

聞く側の事までは頭が回らない事が多い様です。

しかし、人間というのはやったらやりかえすという事を結構普通にやっていますし

この「やられたらやりかえす」という事自体普通の事だと思ってる人が多いので、

自分に対して嫌な事をされたら、相手の嫌がることを仕返す人は多いです。

そういう事もあるので会社などで不満に思ってしまう様な事が起きたとしても、

それを家に帰って家族や友達にぶつけるのだけは止めて置いた方がいいでしょう。

まあよくあるパターンとしては、仕事で疲れきってる時に、

家族から愚痴を聞かされるパターンです。

これは自分からそういう事を一度もしていなければ、

何度も何度も聞かされることも無いでしょうし、

こちらから嫌だから止めてほしいといえば止めてくれる事が多いです。

しかしそれでも相手が止まらない場合は、

自分も結構言ってると思った方がいいでしょう。

そしてここでひとつ提案したい事があるのですが、

私がいつも思うようにしていることのひとつに、

「家族の幸せや健康を願う」という事があります。

まあ、イキナリ何を言っているのかとか言われそうですが、

愚痴や不平不満を家族に言いたくなった時は、

逆に家族の幸せを想うだけで、言う気がそがれて

落ち着くので、私は結構やっているわけです。

ただこれはなにも難しい話ではなく、もう本当に単純に

頭の中で、家族が幸せになる事を願ったりイメージしたり、

健康で幸せそうな笑顔でいる家族の事をイメージしたりするだけの話です。

もちろんどちらの想いも言葉には一切していないので、

家族の方としてもとくに変わった事をされているとは感じてはいないはずです。

しかし、実はこういう事をしていく事で家庭内の雰囲気が変わっていくのです。

例えば相手の幸せを願ったり、

幸運や健康を願っている時の自分の顔というのは、

多分本気で怒った顔や悲しんだ顔にはならないはずです。

実際に相手の幸せや健康、

そして幸運を願っている時の自分の顔というのは、

笑顔か満たされた顔になっているはずなんです。

逆に言えば、本気で怒りながら相手の幸せを願うことはまず無理ですし、

本気で悲しくて涙が出ている時に、人の幸運や健康を願うのも無理です。

どちらも自分の事で手一杯なはずなので。

逆に言うと、相手の幸せを願っている時は、

本気では絶対に怒れませんし、

本気で悲しむ事は出来ないというわけです。

そして、こういった笑顔や満たされた顔というのは、

実は相手に対して安心感を与えるのです。

これを逆の立場から考えてみても、

自分の身近な人、とくに家族がいつも笑顔でいてくれたら

自分の方もホッとしますし心も落ちつくと思います。

逆に家族が怒ってばかりいたり、悩んで泣いてばかりいたりすると、

自分の方は普通に健康で幸せで満たされている状態であっても、

どこか落ち着かなくなってきてしまうはずです。

だから、まずは自分から家族に安心してもらう為にも

家族の幸せや健康を普段から願っていく事をお勧めしたいわけです。

「元は自分」です。

周りの影響も確かにあるかもしれませんが、

自分から幸せな雰囲気や満たされた雰囲気を出していれば、

家族の方も次第に感化されていき、自分と同じ様な雰囲気になっていくでしょう。

そして家族が健康で幸せでいてくれるだけで

こちらの方としても心配しなくて済みますし安心できるわけです。

幸せというのは、自分だけが幸せで他の人は不幸だという状態はまずありません。

実際には自分の周りの人が不幸なら自分も影響を受けて幸せにはなりにくいものなんです。

だからもし、本当の意味で幸せになりたいなら、もちろん自分が幸せである事も重要ですが、

それと同じぐらい家族や周りの人の幸せについても考えてあげてみるといいでしょう。