例えば会社で働いていて、周りの人は誰でもうまくやっていける仕事が
自分がやるとどうしてもうまく出来ないという仕事があったとします。
まあ誰でも得意分野があれば苦手な分野もあるのは当然だとは思うのですが、
なぜだか周りの人が出来ても自分だけは出来ないという事がある事もあります。
実際にそういった場合、
根が真面目な人ほどそれがやれない事を自分のせいにして
実力が無い事に嘆いてみたり、
やれない自分を責めてしまう事もあるようです。
しかし、よくよく考えてみると、
100%何でも完璧に出来る人なんてこの世の中にはいないんですよね。
(逆に言うと100%何をやっても完璧にダメない人というのも居ない訳です)
だからたとえ10ある内の1つの事がどう頑張っても出来なかったとしても
他の9個の部分でそこそこ出来れば特に問題は出てこないものなんです。
しかし真面目な人ほど
なんでもかんでも100%完璧を目指そうとする人が多いような気がします。
もちろん自分の得意分野で100%完璧が狙えそうな事なら
その事に関しては完璧を目標にしてもいいとは思うのですが、
不得意分野でどう頑張ってもうまくいかない事に対しては、
自分じゃなく他の人に代わってやってもらったっていいわけです。
つまりなんでもかんでも自分でやろうとして
その結果自分で責任を背負い込みすぎて、
結局出来なくて自分を責めてしまう人が
世の中には多いような気がするんですよね。
しかしこの様に自分を責めてしまうと、
責めている間はずっと「しあわせ」にはなれません。
このサイトでは幸せや幸運についていろいろ書いて来ましたが、
本気で怒ってる時や、本気で悲しんでいる時も幸せな気持ちにはなれませんが、
こういった自分を責めている時も通常は幸せな気持ちにはなれないものなんです。
だから、本気で幸せになりたい人は、
自分を責めないようにしなくてはいけません。
ただし、自分を責めない事と自分を甘やかす事は
全く違う話ですのでそこは注意してください。
例えば、自分を責めてしまう場面は?というと、
一生懸命それを頑張ってやったのに上手くいかずに、
結果的に自分を責めてしまうパターンなどがありますが、
逆に、目の前にある事をなんとなくやって、
上手くいかなかったからそれに対して自分を責めないようにする。
というのは、ただ自分を甘やかしているだけとなります。
(ただ、こういった生き方が悪いという訳ではありません。
こういった生き方で特にトラブルも無く自分らしく生きていけてるのなら、
別に問題も無いのでそのままでいいと思います。(生き方は人それぞれですので)
しかし、自分を責めてばかりいる人は、確かに責任感が強いのはわかるのですが、
今の自分でどう頑張ってもやれ無い事に対しては自分を責めないほうがいいでしょう。
また、自分をゆるすという事も
しあわせになるにはとても重要な事のひとつでもあるので、
自分を責めてばかりいる人は
自分も他人もゆるす事を積極的にしていくのもいいでしょう。
実際に人も自分も積極的にゆるしていき、
今後は一切自分を責めないような生き方ができると、
よりしあわせに生きていけるようになれると思います。