例えば、自分の周りで借金に苦しんでいる友達がいたり、
家族に病気で苦しんでいる人が居たとします。
そういう場合、人によってはその苦しんでいる友人や家族を見て
かわいそうとあわれんでしまう人がいます。
実は、この辛い状況にある人を見てかわいそうと想ったり、
相手に同情してしまうと、人によっては相手の影響を受けてしまい
自分にとってよくない状態になりやすいので
注意が必要になってくる場合があるのです。
例えば、友達が失恋をしてかなり落ち込んでいるとします。
そういった場面でその落ち込んでいる人の友達という立場にある自分が
相手に同情して一緒になって悲しみを分かち合ってしまうと、感受性が高い人ほど
自分までふられた気分になって気持ちが沈んでしまう場合がありますし、
また、病気の家族がいて、
その家族を見る度にいつも辛そうでかわいそうに想っていると、
実際に自分まで病気になってしまう場合があるのです。
つまり、相手の気持ちを共感することによって、
自分まで落ち込んでしまったり気分が滅入ってしまう事があるのが
同情やあわれみという行為なのです。
もちろん人によっては、同情しようが人をあわれもうが
まったく関係ない人もいますが、心配性の人や自分に自信が無い人などは、
結構人の気分の影響を受けやすい人が多く、目の前に落ち込んでいる人が居ると、
自分まで落ち込んでしまう人が意外と多い様な気が私はしています。
まあ関係ない人は、本当に全く関係ない話なので読み飛ばして下さっていいのですが
しかし、感受性が高い人や、例えばもらい泣きしやすい人とか、
同情しやすい人はちょっと注意してみてください。
人の人生はその人のもので自分がどうこう出来る物ではありませんし、
たとえいくら同情してもあわれんでみても、その状況を改善できるのは自分ではなく、
その人でしか出来ないのである意味同情しても意味が無いとも言えます。
そこで実際にそういった状況になってしまった場合一番いいと思うのは、
(相手が必要としているのなら)たとえば励ましてあげる事ぐらいでしょうか。
もちろん必要としているならできる範囲で手助けするのもいいと思います。
まあ中にはそっとして欲しい人もいると思うので
そういう人の場合はそっとしておくのが一番だと思います。