私の知り合いやあまり話すことの無い友人の中には、
自分ひとりが幸せになればそれでいい。
と考えている人が何人かいるのですが、
しかし、こういった自分さえ良ければといった考え方は、
やはりあまりおすすめではありません。
というのも、人というのは、
外見では個人個人でまったく繋がっていない様には見えるのですが、
しかし深いところではこの世の全ての人が全員繋がっているのです。
これを別の書き方で書いていくと、
家族や友達や今目の前で話をしている近所の人でさえも、
自分の分身だといえば分かり易いでしょうか。
その分身である自分達を無視して、
私一人だけが幸せになろうとおもっても成れるものではない。
という話なんです。
例えば家族の中のひとりでも辛い事があって気分が沈んでたりすれば、
家族全員がその影響を受けて、全員気分が沈みがちになりますよね。
また逆に、家族の誰かひとりでもとても嬉しい事があれば、
家族全員でその喜びを分かち合えたりする事も出来るわけです。
つまり、家族=運命共同体とも言えてしまう訳です。
それなのに、
自分ひとりだけが幸せになろうと考えたところで、
自分の家族が不幸な状態のまま放置していては、
まずどんなに頑張っても幸せな気分になれるとは思えないのです。
だからまずは、家族全員が幸せになる様に行動し、
それが出来たら、ご近所さんや友達の幸せも考えていき、
また会社の同僚や上司や部下の幸せも思いながら、
自分も合わせて幸せになっていくというようにしていくと、
相対的にも自分の周りの人と一緒になって
幸せになっていく事ができると思います。
コツとしては、自分の幸せを家族と分かち合う事、
また家族で誰か落ち込んでいたら、自分も一緒になって落ち込むのではなく、
自分自身は幸せな気持ちをキープしたまま生きていくこと。
これはその家族と一緒になって自分まで落ち込んでしまうと、
相乗効果で他の家族にまでその状態が伝染してしまうので、
そのならない為にも、自分だけでも幸せな状態をキープしておいて、
その落ち込んだ家族を引っ張り挙げてあげる事をしていくわけです。
まあ、どちらにしても、自分以外の人をないがしろにして
自分ひとりだけが幸せで居続ける事はできません。
幸せというのは、自分も家族も(出来たら自分に関るすべての人も)
幸せな状態で居てやっと「幸せだ」と言えると私は思うのです。