昨日のお話にも書いたのですが、
人間誰もが生きていれば身体から来る悩みを持つものですので、
生きてる限りは悩みが無くなる事はありません。
結局のところ、普通に生活しているだけでも
身体があるお陰でまず悩みが完全に無くなる事は無いワケです。
ただ、悩み事を少なくする方法はあります。
例えばその方法のひとつとして
「何も望まない」という方法がありますが、
これは別の書き方をすると
「欲を捨てよ」という考え方ですので、
場合によってはこの世に生まれてきた意味すらをも
自ら捨て去る事にもなりかねません。
まあ何も望まないとか欲を捨てるという生き方は、
人によってはとてつもなく面白くない生き方ですので、
生きていること自体がつまらなくなってくる人も出てくるでしょう。
ただし、悩みを少なくする方法はひとつだけではないのです。
例えば、私がお勧めしたい方法としては
「物事を知る」という方法があります。
この物事を知る方法がなぜ悩み事を少なくしてくれるのかと言いますと、
例えば今、プロ野球で日本シリーズが行われていますが、
野球に興味が無い人や野球のルールを全く知らない人が
この試合を見ても、多分、まったく楽しむ事はできないはずです。
そして、これと同じ事が私達の人生のも起こりうる訳でして、
例えば私達が生きているこの世の中のルールを全く知らないで居ると、
この世の中のルールに従って行われている事がまったく理解できず、
この世で生きていく事が楽しめなくなってしまう場合が出てきてしまうのです。
例えば、この世界のルールのひとつに
「類は友を呼ぶ」というルールがあるとします。
そこでもし、このルールをしっかりと理解していない人がいた場合、
(例えばその人がいつも仲間はずれにされてしまうという環境に居る場合)
その人は何故自分だけが周りの人からのけ者扱いにされているのかが
自分で気づけなくなってしまう場合が出てきてしまうのです。
そしてこのケースの解釈としては、
類は友を呼ぶというルールが適用されているので、
同じ性質のものは引き合い、違う性質のものは離れるという訳ですので、
解決策としては、そのグループと上手くやっていくことは諦めて、
別の自分に合ったグループを探しそこに所属する事がベストとなります。
また、人にした事が自分に返ってくるというルールというのもありますが、
例えば、このルールを知らない人が人に嫌われる様なことばかりしていると、
人によっては不運な事が次々と起きて来くる場合があります。
しかし、このルールをその人は知らないので
なぜ自分にばかり不運な事が起きて来るのかが
自分では理解できない場合が出てくるのです。
まあ、これこそ因果応報そのままの状態なのですが、
この世のルールを知らない人や、完全に理解していない人などは、
自分がした事がただ単に自分に返ってきているという事を理解できないので、
結局何がなんだかわからないままずっと悩んでしまう場合が出てきてしまうのです。
まあこういった事も現実にあるので、まずは「物事を知ること」が
悩みを少なくする事のキッカケになると私は考えています。
ただ、知る事に関してはこういったこの世のルールを知ることも大事ですが、
人間関係を良くしたいと思っている人は「相手の事を知る」
という事も重要なので、そこの所を意識されてみるといいかもしれませんね。
たとえば相手の事を知る努力をすれば、
相手が何が苦手で何が嫌いなのかを理解できると思うので、
例えば相手の事を思いやる場面で
そいった事をしない様にもっていく事もできるわけでして、
一番肝心な場面で大失敗をしなくて済むようになります。
ただなんにしても、無知で何も知らずに
その時の気分で生きて行く生き方をしている人をはたから見ていると、
もの凄く危ういように感じてしまう事が多いです。
まあ、知ってて生きている人と全く知らずに生きている人とでは、
その人の言葉の重みもまったく違ってきますし、
知らないで生きているよりかは知って理解した上で生きていった方が、
たとえ困難な人生を歩む事になったとしても
自分で納得できる生き方ができると思いますよ。