人生は舞台のようだと言ってた人がいましたが私もそうだと思います

誰が言ったのかは忘れてしまったのですが、

人生は舞台のようだと言う人がいました。

これは私も話を聞いていて確かにそうだと思いました。

例えば、ひとつの舞台について考えてみると、

必ずその舞台には主人公が一人以上は必要になりますし、

また相手役や脇役も舞台には必要な場合もありますし、他にも、

舞台そのものを作る演出家や小道具などの裏方さんも必要になる訳です。

そしてこれらをこの世の現実に当てはめていくと、

例えば主人公は自分と考えると、相手役や脇役の人とかは

恋人だったり家族や友達という風にも考える事ができますし、

また舞台演出家というのも、

この世を実際に動かしている人とも言えますし、

舞台そのものはこの世といいますか、

この地球そのものとも言えてしまうと思う訳です。

まあそう考えてみると、

確かに人生は舞台とも言える気もしてきます。

また、舞台のストーリーについて考えてみても、

人によっては喜劇になるとか悲劇になるとかまた違ってきますし、

現実の舞台のシェイクスピアですら、演出家の違いで、

笑い話にも出来れば、本格的な恋愛ストーリーにも出来てしまうんですよね。

ただ、演劇には一人芝居というのもあるので、

舞台以外全部、例えば主人公(ヒーロー)もヒロインも

脇役も演出家も、また場合によっては小道具等の衣装を作る裏方さんも

全部ひとりでやろうと思えば出来てしまうのですが、

これをこの世の現実で全部やれてしまう人はあまり居ないようです。

ただ、ここでひとつ言える事としては、

舞台にひとりだけ立って演技するとか、自分と同じ様な容姿で

全く同じ演技しか出来ない人しか出てこない舞台というのは、

やっぱり演じる側でも客席で見ている側でも面白くないと私は思うんですよね。

いや、一人芝居の場合は、

それが完璧に出来る人なら面白いかもしれませんが、

自分と同じ様な容姿でまったく同じ演技しかしない人の舞台の場合は、

やっぱり面白くないような気がしてきます。

しかし、現実の人生においては、なぜだか、

同じ様な容姿(毎日同じことの繰り返しの人生)で、

全く同じ演技(極力失敗をしない守りの生き方)を

好む人が多いように感じます。

たとえば演劇でも漫画でも小説でも何でも良いのですが、

登場人物は、正義もいれば悪もいた方がやっぱり面白いですし、

正義のフリをして実は悪だったり、悪のフリをして実は正義だったりする

登場人物がいたっていいと私は思いますし、その方が面白い気がします。

しかし、現実の人生では、変化を極力避けて

平穏な人生を極端に望む人の場合だと、

自分の周りにイエスマンしか置かない人もいるでしょうし、

今までした事がない事=未知の経験をする事や、

リスクをおってまで冒険しようとする事自体、

あまりないような感じがしています。

しかし、リスクを極力避ける人生や、

失敗を絶対にしない様な生き方というのは、

舞台に自分と同じ容姿の人が複数立ってるだけで、

とくに演技もしないまま時間が経つような舞台を延々見ている様で

面白みにかけるような気がするんですよね。

そしてここでイキナリですが

話が私達が生まれてきた理由についてになるわけですが、

私達はこの世に

「失敗をしてまで新しい経験をする為に生まれてきた」

訳ですので、

そもそも失敗をしない人生やリスクを全くおわない人生というのは、

この世に生まれてきた理由から背いているような感じがします。

いや、私は失敗をしてまで

新しい経験をする為にこの世に生まれてきたのではない。

という人もいらっしゃるかもしれませんが、

この地球に生まれてきてる時点で現実に身体をもつ事になるので、

生まれてから死ぬまで絶対に失敗を経験しないという事はありえない話でして、

その理屈は通らないという話しになってきます。

まあ、これらの話は全部私の個人的な考えですので

私以外の人に通用する話では無いかもしれませんが、

この世に生まれてきたきた理由のひとつに、

「実際に自分の身体で経験してみること」

という事もがあると思うんですよね。

そして、実際に自分の身体をつかって経験しようとすると、

必ずと言っていいほど失敗がついてくるわけでして、

現実に行動すれば行動するほど、

失敗ばかりの人生を歩むことにもなるんですよね。

ただし、10行動すれば、1~2個ぐらいは成功する事はありますが、

この世界の社会的に成功している人であっても、

10ある内のよくて3ぐらいしか成功を実感していないと話に聞くので、

成功している人でも半分も成功していないのがこの世の実態なんですよね。

まあ、何が言いたいのかと言いますと、

人生というのは、極力失敗しない様に

何も行動しないで生きていくというのは

実は実際にやろうと思うとかなり難しい話でして、

実を言うと、失敗してでも行動していった方が、

ある意味フラストレーションを溜める事も無く、

ストレスが少ない生き方になる場合が多いんですよね。

まあ、私達のこの肉体がある限り、生きてる限りは、

積極的に行動すればするほど何度も失敗していくことでしょう。

しかし、この世で、この身体を持つことでしか

できない失敗を経験できるわけですから、

失敗を恐れて行動しないのは本当にもったいない話だと思います。

まあ、若いうちに(身体が動くうちに)数え切れないほど失敗しておけば、

自分が年老いた時に、あの時あんな大失敗をしたなぁと思い出して

笑える毎日を送れる様になれるかもしれません。

実際に、失敗ばかりしてきた人の方が、

失敗を恐れて何も行動してこなかった人よりも

遥かに面白い失敗談を聞かせてくれることが多いですよね。

まあ生きてる間は、この自分の身体を通して

いろんな事が経験できるわけですので

自分が死ぬ間際になってから、あれをやっとけばよかった・・・

と後悔の毎日を送りたくないなら、今からでも

積極的に行動する生き方をしてみるといいと思います。


ふと想った事
世の中思ったよりも悪くない、ここにヒントが隠れてる