これはよくある話なんですが、
それが自分のやり方でうまくいったからといって
そのやり方を他の人にも強要するのは
あまりよくない行為となります。
例えば、自分なりに一生懸命仕事を頑張ったお陰で、
出世できたとしましょう。
しかし、その一生懸命頑張ってきた
その自分なりのやり方というのは
確かにその人にとっては
上手くいったのかもしれませんが、
他の人にとっては、
それが真似出来ない人もいるわけです。
また一生懸命頑張ることができる人で
成功するまで続けられる人というのは
この世の中では極わずかです。
まあ100人いたとして1人もいないでしょう。
他の99人以上の人は、一時的には一生懸命頑張れても
それが成功するまでは長続きしないのが普通です。
しかしその事を知らなかったからといって、
「俺にできたんだからお前にもできる」
と一生懸命に働くことを強要するのは
あまりにも思慮が足りない気がしています。
まあ、ピンポイントで励ましの言葉として使うのは
私も良いとは思うのですが、それをいつもいつも
使っている人はあまりよくないのでは?
と個人的に思ってしまうのです。
ただこれは子供の親になった人でも
同じことが言えまして、
例えば、自分が勉強ができたからといって、
必死に頑張ってもまともに点数が取れない子供に対して、
頑張ればできる!と言い続ける親とか居ますが、
あれは見方を変えると形を変えた虐待ですね。
これが部下に対して言う場合は、
まあ、言い返されたり抵抗に合う場合もあるわけですが、
自分の子供の場合だと、
抵抗も出来ず打ちのめされるだけなので
百害あって一理なしです。
これもピンポイントで励ますだけなら
あまり問題ないとは思うのですが
結構やってる人を見かけます。
ただ、人にしたことは全て自分に返って来るので
自分がそれをされて嫌ならやらない方がいいでしょう。
自分に出来ないことを無理やり強要され続けるのは
苦痛で苦痛で仕方が無いと思いますよ。