実はこのＴＰＰ問題については、
私達の日々の生活に直接関わってくる話なのですが、
実際に私の周りの人に聞いても
意外と他人事の様に考えている人が多い感じがしています。
しかしこのＴＰＰを推し進める事によって
確実に専業農家を営んでいる人達に大打撃がきますし、
また、専業農家の人の救済として支給されるお金というのも、
私たちの税金から出ていいるので決して他人事では無いんですよね。
例えば今までの例をあげると、お米の問題とか分かりやすいと思います。
たとえ今外国産のお米を輸入すると安い米なら原価で
日本のお米価格の半分以下だと聞いたことがあります。
いやもっと安いでしょう。もしかしたら1割弱かもしれません。
私が知らないだけです。
そしてそういった価格の安いお米が入ってきた場合、
困るのは今米を作っている人達です。
一生懸命お米を作っても売れませんから。
実は私も過去に親戚にお米を作っていた農家があったので
子供の頃手伝いに行っていましたが、お米作りは本当に重労働で
当時は一家総出でかなり大変だった事を思い出します。
（機械があってもかなりの重労働だったのです）
それを安い外国米に押されて作っても売れなくなり、
今までも税金で保護してもらわなければ立ち行かなくなっていたのが、
ＴＰＰを推進する事で更に農家さんが苦しむ事になるわけです。
私が専業農家でお米を作っていたとしたら激怒してますよ。
で、ＴＰＰで得をするところがどこかというと
実は大企業なんです。
まあ、名前を挙げたらキリが無いのですが、
簡単に言うと大企業ほど大儲けが出来て、
中小企業や農家は大打撃を受ける。
というのがＴＰＰというものなのです。
だから、一般の人はＴＰＰが進めば進むほど損をする事になります。
しかし、阿部総理はＴＰＰを是非とも進めたいようですね。
大多数の国民が苦しむＴＰＰをさも必要だと繰り返し言ってますが、
今回トランプ氏がアメリカはＴＰＰから脱退すると宣言した事で、
阿部総理の今後の雲行きもあやしくなってきた感じもしています。
この流れは、過去日本のグローバル化を推し進め
郵政民営化を強行した小泉総理と同じ流れだと思いませんか？
しかし、郵政民営化が実施されたお陰で
田舎に行くほど郵便局がもの凄く利用しにくくなったんですよね。
更にグローバル化のお陰で中間層が消えて
貧困の差がはっきりとしてきたのも
これがキッカケでした。
まあ結局の所、ＴＰＰで得をするのは極一部の人達だけで、
大多数の一般人は損をする事はあっても得をする事はあまりありません。
そしてこれは日本に住んでいる全ての人が
考えるべき案件だと私は思っています。
