恐れを手放す前にやる事

人がネガティブな感情を抱いてしまう時というのは、

何かに対して恐れているから

ネガティブになってしまうケースが結構多いです。

しかし、この「何か」というのは人それぞれでして、

この世の全ての人が一律に恐れている事と言ったら

「死ぬ事」のみで、これ以外の恐れの対象については、

ほんとうに千差万別になってきます。

ただ死ぬ事については、もうこれはどうしようもありません。

人間の本能から来るものですので、死の恐怖に対して特別な事を訓練するか、

死ぬような怖い目に何度もあって慣れる位しか対処法は無いでしょう。

ただ普通の人は死ぬ事以外にもいろんな事を怖がっているケースが多いです。

例えば、自分の未来について恐れを抱いてる人も居ますし、

今持病を持っている人の場合だと、

病気に対して恐れを抱いてい居る人も中にはいます。

ただ、いろいろお話を伺っていると、これら以外にも、

特定の何か?に対して恐れているのではなく、漠然としたもの、

自分でもつかみどころの無い恐怖を抱えている人も

中にはいらっしゃる様子です。

そしてこういった漠然とした恐怖というのは、

なかなか頭から離れてくれない場合も多いです。

なんせ何に対して自分が恐れているのか

自分では理解できないのですから。

しかしそれも含めて自分の中にある恐怖を手放していかないと、

その恐れが人生の中で足かせになってしまう場合がある様です。

例えば自分の中にある夢を叶えたいと想っていても、

そこでもし、自分の中に他人に対する恐怖があったとしたら、

自分の夢が人の助けが絶対に必要な夢だった場合、その夢を叶える時に

要所要所でその恐怖が壁になって立ちはだかる事になります。

また、病気に対する恐怖を持っている人の場合は、

その病気が今以上に悪くなる事を極端に恐れる人も中にはいるのですが、

そうなっていまうともう、新しい事に挑戦するなんて事が

まったく出来なくなってしまう事もあるわけです。

だから、どんな恐怖でも、

できるだけ取り除きたい(手放していきいたい)所なのですが、

しかし、病気とか対人に対する恐怖などはわかりやすいものの、

ただ漠然とした恐怖というのは、

なかなかその元になる恐怖の対象が特定できないので、

すぐには恐怖を手放すという事が出来ない場合が出てきます。

さて、そこでこういった漠然とした恐怖=理由の分からない恐怖を

特定したい場合はどうすればいいかと言いますと、

まずは、これ以外の自分にとって恐怖に感じる事を

ひとつひとつ手放していくことから始めるといいでしょう。

まあ、自分の中にある恐怖というのは、意外と結構あるものなのですが、

それをひとつひとつ理解し手放していくことで、

その奥にある漠然とした恐怖が表に出てくる場合があります。

ただ、この作業はもの凄く時間がかかってしまう場合も多いので、

もうひとつ、漠然とした恐怖に対する対処法を書いてみますと、

自分に自信をつける。という方法でも

恐怖を克服する事が可能になってきます。

まあ、自分に自信がある人は、小さな事ではあまりクヨクヨしませんし、

なにより自分に自信があるので多少の恐れも跳ね除けて

積極的に行動していくことが出来る人も多いです。

だからもし、漠然とした恐怖に悩んでなかなか積極的になれない人は、

まずは自信を身につける様に行動してみる事をお勧めしたいです。

もちろん、これしか方法が無いという訳でもないので、

あまり効果を感じられなかったら

また別の方法を探して実行してみるといいでしょう。