人に頼るとか、人の意見に従うといった場面では最後は全部自己責任

これはたまに耳にする話なのですが、上司に言われたとおり

アドバイスどおりに仕事をしたのにミスして怒られたとか、

また人に相談にのってもらって良いアドバイスをしてもらったので

その通りに行動してみたんだけど、結果的には自分の想う様にはいかなかった。

といった話を聞く事があります。

ただ中には、ワザと人を混乱させるようなアドバイスをしたり、

善意でもどんなに頑張っても最終的には失敗するようなアドバイスをする人も

時々いるので、場合によっては仕方が無い部分もあるのはあるのですが、

しかし原則としてはどんな良いアドバイスであっても相手には責任は無く、

そのアドバイスに従って行動したその人自身に責任が生じてくるというのは

肝に銘じた方がいいのでは?と想ってしまう事がたまあるのです。

まあどんなに難しい問題であっても、

その問題を解決するのはその人自身ですよね。

これはちょっと言い方が悪いかもしれませんが、結局その人以外の周りの人は、

たとえ家族であっても他人事になってしまうのが普通なんです。

だから、どんなに良いアドバイスをして貰ったとしても、

参考程度にしたうえで感謝はしても、

そのアドバイスに従って失敗したからと言って、

相手を恨んでしまうのは、お門違いだと個人的には思うのです。

そしてこれは最初にも書いたとおり、

会社で上司にアドバイスされた時でも一緒です。

その上司も人の子ですので間違いもするでしょうし、

自分の事で手一杯なら部下の事まで

細部まで気が回らなくなっても仕方がない所も出てくるでしょう。

まあ会社の上司だったからといって完璧な人間なんてまず居ません。

そこの所は恨むよりかは許してあげた方がいいのでは?

と個人的には思っています。

さて、会社の上司ついでに、たとえば部下に対して仕事を任せた時、

どうしてもミスして欲しくないタイミングでミスをしてしまったとしましょう。

まあそういう時は誰もが腹が立つとは思うのですが、

これも実は最終的には全部自己責任ですので、

腹が立つのもお門違いという話になってきます。

というのも、何かを任せるという行為は、

任せた代わりにそれについて何が起きてきても全責任を持つ。

という意味も含まれているので、

そこで人に任せたのに思うような結果が出てこなかったからといって、

その相手に腹を立てるというのは、

言い換えれば、

結局自分がその人に頼んだのが間違いであって、

つまりは自分自身のミスに対して自分で責任を取らず

人のせいにして腹を立ててるという話になってくる訳なんですよね。

まあ、期待を込めて任せた仕事が、その期待を大幅に裏切るような

恩を仇で返す様な感じの結果が出てきてしまった場合は、

誰でもイライラするとは思いますが、

まあ人に任せるという事は、そういうものだと言うしかありません。

実際に人に期待しすぎて毎回良い結果になる事自体が稀ですし。

しかしこれらの事はすべて自分は分かっているつもりでいても、

実際にミスされると感情的になってしまう事があるのですから、

この世は修行の場とはよく言ったものだと思います。


ふと想った事
世の中思ったよりも悪くない、ここにヒントが隠れてる