あなたは月に何冊本を読んでいますか?

実はこの世の中には、意味が分かって完全に理解する事ができれば、とても面白い事や、とても感動してしまう事が星の数ほど存在します。

しかし、たとえ日本人で日本語で話をしたとしても、相手の言ってる言葉の意味が理解できていないと、たとえそれが日本一面白い話であっても少しも面白いとは思わないし、

たとえそれが世界一感動できる話だったとしても、意味が分からないので共感も出来ない上にまったく感動できずに終わってしまう場合が結構あるのです。

 

しかし、同じ日本人で同じ日本語を使って会話しているのに、相手の言ってる意味が分からないって本当にあるの?と思われる人もいるかもしれませんが、これは現実に実際にあります。

しかも、稀にあるレベルではなく、日常に頻繁にあるレベルです。

 

でも、もし本当にそういう事があるのだとしたら、なぜ同じ日本語で会話しているのに、意味が分からず意思の疎通が出来ない現状がでてくるのか?って話になると思うのですが、その理由は簡単で、単に、話を受け取る側の人の知識or経験が「無い」から。というのがその理由となります。

 

例えば、私は一度もバイクに乗ったことが無いのですが、私にはバイクが大好きで会社に毎日バイクで通勤している友達がいます。

しかし私の頭の中にはバイクの知識がほとんど無い訳でして、例えば何度かその友達のバイクの自慢をされた記憶があるのですが、今、その友達のバイクの名前を答えてみてとか言われても、バイクの名前処か本田のバイクか川崎のバイクかすらまったく思い出せない自分がいます。

つまり、バイクに興味が無い上、知識すらほとんど無いので、バイク好きの熱い語りや感動の話が、ひとつも頭の中に残ってなかったというわけです。

これがバイクの知識があり、バイクに興味がある人で、さらに今バイクに乗っている人(体験者)なら、確実に私の友達の話を理解したうえ、いろんなエピソード話を聞いて、感動すらしてしまうと思うんですよね。

しかし、私は知識や経験が無いので、何を聞いてもあまり理解できず、感動もほとんどできないという訳です。

 

ただこれは例え話のひとつでしたが、こういった感じの事が実は日常のいたるとこで発生しているのです。

つまり、自分が一度も経験した事が無い事や興味が無く知識すらない事というのは、たとえ日本語で会話したとしても、自分は理解できず、面白いと思ったり感動したりする事は一切出来ないというわけです。

 

まあ、理解できないのは分かった。でも、興味も無い事なんだから、別に理解しなくたっていいんじゃない?って言う人もいるかもしれません。

しかし、人間関係を良くする為には「相手の話を聞く」というのは必須項目なんです。

逆に相手の話をひとつも聞かずに、自分の事しか言わない人がいたとしたら・・・分かりますよね。

そういう人のことを嫌われ者って言われたりしますよね。

だから、人との関係を良くしたい場合のひとつの方法として、相手の話を聞くというのはとても効果的な方法のひとつだったりするわけです。

 

しかし、上にも書いたとおり、人の話を聞いても多少でも理解できないと、何を言ってるのか意味が分からないので、相槌すらうつことすらできません。

そして相槌すらうつ事ができない話を聞いてるふりをしても、話してる相手もこっちを見ているので、興味が無いのか。と思われて、話を途中で切り上げてしまう事が結構あるんですよね。

もちろん、まったく興味が無く知識の無い話題であっても相槌をうつことはできるのですが、普通の人は、理解できない話に相槌をうつのは苦痛を伴う場合が多いようです。

だから人の話を聞くためにもおすすめなのが本を読むことなんです。

 

この本を読むことがナゼいいのか?といいますと、実際に経験がなく知識も無い人というのは、(たとえ今80歳ぐらい年を重ねてる人であったとしても)自分が経験した事以外のことについては、まったくの素人なので、相手が話してる話題が理解できない事が多くなってきます。

しかも感動するような話というのは、その話に共感できるレベルの実体験か知識が無いと絶対に感動できないので、そこでもし経験が無いなら必ず知識が必要になってくるという訳です。

しかし、本を読むことすらせず勉強してこなかった人というのは、その知識すらないので、いくら感動する話を聞いてもまったく共感できずに無感動で終わってしまう事が多いんですよね。

もちろん、話してる側も相手が感動してくれてないんだな。というのは見れば直ぐにわかるので、そういった感動するような話は今後一切話さないようになります。

もちろん面白い話もおなじです。

笑いが理解できない人に理解できるまで同じ話を根気よく何度も何度も話して聞かせるって人はこの世にほとんどいないでしょう。

 

だから本を読むわけです。

面白い話も実体験や知識が無いと腹の底から笑う事はできないし、感動する話も自分で体験したり本を読んだりして知識が無いと、なにが感動なのかすら分からない場合も出てきます。

ただ無理してでも本を読みたくないという人もいるかもしれませんが、上にも書いたとおり、知識を無理して集めなくても、自分で体験すればそれだけ理解できる事も多くなりますし共感する事も増えてくるのでどんどんいろんな体験をされると良いでしょう。

ただし、体験する為に動くのも面倒だし、本を読むのもだるい。とか言って何もしないでいると、面白い話や感動する話がぜんぜん理解できなくて、もしかしたらつまらない人生を歩むようになってしまうかもしれません。

しかし、体験は無くても知識があればなんとかなる。という場面は現実にも少なからずあるので、個人的には本を読むことをおすすめしたいですね。

できたら月3冊以上読むことをおすすめしたいです。