本当はうそをつかない方が一番いいのですが

例えばどこかの売り場で接客をしているとして

そこでもしお客様がカツラをお召しであっても、
「気付かないフリ」をしないといけませんし、

なにかの拍子で、そのカツラが落ちた時に
カツラが落ちましたよ。とか

帽子が落ちましたよ。といったこじゃれた感じで
ジョークを言うのは(人によっては)禁句ですし

もちろんストレートにカツラです。と差し出すのも
マナーがなってない!とお客様に叱られそうです。

しかし、こういった頭のデリケートな部分だけでなく
「やさしいうそ」というのを日々使っていかないと、
商売ってやっていけないんですよね。

例えば売り場では、おばさんの事をおねえさん。と言わないと
よい人間関係は築けませんし、もちろんそこで「男が」
年齢を聞くのは万死に値するらしいですし、

私も若い頃は、自分の親にすら言った事が無いお世辞として
「今日も綺麗ですね!」とニコニコ笑顔で言わないと、
陰であの若造は生意気だ!とかなんとか
結構言われていた時期もあったわけです。

そう考えると、
この「やさしいうそ」は、
生きてく上では必須なんですよね。

しかし、それが行き過ぎると
今度は八方美人になるかもしれないので
そこは注意してください。

まあ、二十歳やそこらの若い人が、
自分の親ぐらいの年齢の人を使っていく場面では
それも必要だとは思うのですが、

この八方美人が板についてしまうと、今度は、
自分らしく生きることが難しくなる場合が多いので
それでまた悩んでしまう事になりかねません。

まあ、うそはほどほどに。が一番ですよね。