しあわせにフォーカスすればするほど、しあわせが拡大していく

このお話は逆に、恐れや心配ごと、
または慢性病などの病気で例えるとわかり易いと思います。

例えば、人が何かに意識すると、
その意識している時間が長ければ長いほど、
それが「確信」にまで至り、また「拡大」していく。
といいますか、そういう風に世の中がなっているようなのです。

例えば、なかなか病気が治らない人っていらっしゃいますが、
そういう人って自覚があるかどうかわかりませんが、
意外と1日中その病気の事ばかり考えてます。

さらに、事あるごとに、(話を聞いてくれる人がいれば)
自分の病気の事ばかり話すという事をやってる人もいます。
これはおじいさんおばあさんに多いですね。

ただ、まあ、一日中病気の事ばかり考えれば、
いくら人間に強烈な自然治癒力があったとしても、
なかなかその病気は治らないでしょうし、

また、自分の病気の事ばかり言ってる人というのは、
自分の病気にフォーカスして、詳細に相手に話すことで、
その病気を自己認識し「確信」にまでもっていって
自分が病気だと言う事を、さらに現実&固定化してしまう
場合もある訳です。

実は、あのキリストも

「信じることが出来れば(確信できれば)
 山をも動かすことが出来る」

と言ってたように、

どんなにそれがありえない話であっても、
その人が信じて確信まで至ってしまうと、
その人の中では現実になってしまうのです。

しかも、フォーカスする時間が長ければ長くなるほど
拡大していくので、それが病気だった場合は、
どんどんその病気が重くなっていく場合も
人によってはありえる話なんです。

だから、こういった病気や心配事、また、失敗する事に
フォーカス(意識を集中)するのではなくて、

「しあわせ」そのものにフォーカスしていった方が
その人にとっては良いことだと思うのに・・・
という事が結構あったりします。

また、言葉自体にも力があるので、上に書いた様な
予防線を張って、やる前から失敗するとか言ったり、
自分の病気の話をいろんな人にしてしまうと・・・
フォーカスに更に言葉の力もプラスされるので、
場合によっては、とんでもないことになるかもしれません。

少なくとも病気を早く治したい人は、お医者さん以外には
自分の病気を詳細に話す必要は無いと思います。

まあ、同じ意識するのなら、ネガティブな方ではなく、
しあわせや豊かさ、健康や愛そのものを意識された方が、
その人にとっては幸せな生き方になると思うのですが、
なかなか、現実にはそう簡単ではないようです。