感情の起伏が、場合によっては不幸を呼ぶ事がありますが、だからといって感情を出すのが悪いわけではないんですよね

例えば、腹を立てたり、誰かを怒ってしまったとしたら、
自ら体の中に毒を作り、自分で病気になっていく事がある。
というお話をずいぶん前にした事がありました。

まあ、腹を立ててばかりいる人が、高血圧だったり、
心臓が悪かったり、胃が悪かったり、肝臓が悪かったりと、
いろんな病気になりやすいのは、昔から言われてた話ですよね。

だから、ここに何度も書かなくても、
自覚されてる方はすでに自覚されていると思います。

もちろん私としては、怒って身体を壊すぐらいなら、
最初から怒らない方がいいという考えは今でも変わりませんが

実を言うと、怒るのを我慢するぐらいだったら、
(まわりに人のいない場所がベストなんですが)
「怒ってしまったっていい」とも考えてたりもしています。

というのも、実際に腹を立ててしまったのなら、
外に怒りをぶちまけるか、内に無理やり押し込めるの
どちらか二択しか無いと思います。

だったら早めに外に怒りを出した方が
自分の中に溜め込んで溜め込んで、どこかのタイミングで
一発大きな怒りを吐き出すよりも、かなりよいと思うのです。

もちろん、その怒った分は身体にダメージが来るでしょうが、
しかし、その人にとっては腹を立てる必要があったから、
怒る必要があったから、怒ったわけです。

実際に必要も無いのに怒る人はいないはずです。

そして、必要があって怒ったのなら、
そこになにかしら、(その人にとって)
気付くべきものがあると私は考えているわけです。

現に、明らかに身体に悪い事を
自ら抑える事が出来ずにやってしまうという事は、
なにかしらその人なりの理由があるはずです。

これは本当にいつも腹を立ててばかりいる人は、
ちょっと気をつけて考えてみるのもいいかもしれません。

というのも、今はまだ、
怒る体力があるから怒れてるだけの話なんです。

これが怒る体力や気力すら無くなってしまうと、
自分で気付く必要のある事が死ぬまでに気付けずに
終ってしまう(死んでしまう)かもしれません。

(人生になにかやり残して死ぬのだけは、
 他のどんなもったいない事と比べても
 ほんとうにもったいない話なんですよ)