さて、これは他の人だけでなく、
わたし自身にもいえるお話なのですが、
どうも人と言うのは、自分の価値といいますか
自己評価を「かなり下げる」傾向があるようです。
例えば以前にもお話した、
自分を完全に信じることができる人や
自分を完全に認めることが出来る人は世の中ではそう多くない。
というお話から考えて、もしそこで自分の評価が高ければ、
自分を信じることも出来るでしょうし
認めることも出来ると私は思うのです。
例えば、私の所に相談にこられる
自己評価の低い人はこんな感じです。
Ｏさん「最近会社でも私生活の中でも人間関係が上手くいってなくて悩んでるんです」
と相談に来られた女性に、私はどんな感じか具体的に、
上手くいってないと感じてるのなら対策はしてないのですか？
と聞いてみたところ、
Ｏさん「会社の方ではできるだけ気配りをするようにしてますし仕事の方も手を抜く事なんて一切ありません。」
と答えられるのですが、つづいて、
Ｏさん「しかしこれだけ頑張っても、会社がいま大変な時期で私以外の人も人間関係がどうのと言ってられないようなんです。自分は頑張ってるのですが自信がなくて・・・」
と答える感じなのです。
ただ、こういったお話を伺っていると、
今勤めている会社の状態の方に問題であって、
この女性自身の問題では無いと私は思ってしまうのですが、
しかし、自己評価が低い人の場合、周りの環境に原因があっても
自分の方に原因がある。と考えてしまいやすいようなのです。
つまり、自己評価が低いと自分が信じられることが出来ず
その結果、自信の無さにまで繋がってしまう場合がある訳です。
ただ、この自己評価を下げてしまう理由として、
日本人特有の「謙遜」が行き過ぎた場合もあるようですが、
もう一つの理由として、自分を卑下することが
日常的にパターン化してる人もいるようです。
そしてこういった話は本当によくある話なので、
自己評価が低い人は、行き過ぎた謙遜や自分を卑下する
行動をしていないか考えてみる事をお勧めします。
