辛くても苦しくても今この瞬間を楽しんでみる

私はちょっと普通の人とはかわっているのかもしれないのですが、

たまに自分がこの世を去る時どうなるのか?について考える事があります。

しかし一般的には、いずれ自分はこの世を去る。という現実を

あまり見ないように生きている人が多い気がします。

ただ現実には老衰で亡くなったり、病気で亡くなったり、

事故で亡くなったりというのを自分の身近な人で見ていながらも、

自分だけは何故か死なないと思っている人が多いように思うのです。

まあ元気でバリバリ働いてたり、家事に育児に忙しすぎて、

そんな事までゆっくり考える余裕が無い生活をしていると、

どうしても自分がいずれこの世を去ると言う事については

あまり考えないとは思います。

しかし、人はいずれこの世を去ります。

しかも、自分自身は「いつ」この世を去るのかを知りませんので、

例えば、結婚してこれからだ!とか、子供が出来てこれからだ!とか、

自分の会社が株式を上場して、さてこれからだ!

という場面でこの世を去る事も可能性としてはゼロではない訳です。

そして、とくに一番楽しい時期にこの世を去る事になってしまうとなると、

私だったら多分心残りしてしまったり悔しい気持ちになってしまう気がします。

また老いでこの世を去るにしても、

例えば年を重ねてくると身体が次第に動かなくなっていき、

最終的には起き上がることさえ出来なくなってくる訳ですが、

そういう状態になってやっと

自分自身をゆっくり振り返ることが出来る時間が出来ると思うわけでして、

その自分を振り返った時にやり残した事が数え切れないぐらい沢山あったとしたら、

私だったら心残りしたり残念に思ったり悔しく思ったりしてしまうと思うのです。

だから私の場合は今この瞬間を精一杯生きるようにし、

できるだけ楽しんで生きるようにしています。

つまり私の場合、この世を去ることを前提に、

今、この瞬間をどう生きていくのか?について真剣に考え

その考えをもとに今を生きているという訳です。

実際にこういった考え方で生きていければ、

この世を去る時になったとしても、

あまり心残りをしなくて済むと思うのです。

ただこういった話は

実際にその時になってみないとわからない話だとは思います。

しかし、生きていれば将来必ず誰に対しても起きる話ですので、

今からでもこのことについて考えてみるのもいいのではないかと

個人的には思うわけです。

ただし、今最高に元気な状態でどんな事でもある程度上手くいっていて、

深刻に悩む事もあまり無く、人間関係も良好で今まさに絶好調の人の場合は、

こういった事はあまり考える必要はないかもしれません。

実際にこういった絶好調の人の場合は、

まさにその生き方が自分らしく精一杯生きている状態ですので、

別に自分がこの世を去る時の事までは考えなくても十分な気がします。

しかし逆になかなか自分の思ったような生き方ができず、

悩み事も多く、人間関係も多少ギクシャクしており、

将来に対して不安を抱えてたり、今の現状に満足出来ない状態の人の場合は、

こういった事を考えてみるといいかもしれませんね。

まあ人の生き方はそれぞれあるものだと思います。

実際に決った生き方というのはありませんし、

もしあったとしてもそれは特定の人のみに通用する話で

この世の全ての人に当てはまる生き方の型なんてありません。

だから、誰もが自分なりに自由に生きていけば良いとは思うのですが、

もし人生に悩む様だったら、この世を去るという将来の現実から逆算して、

今この瞬間をどのように生きていくか?について考えてみると

自分なりの生き方が決められると思います。

まあ、いろんな人生があるので、何が良いとか悪いとかは言えませんが、

できたら悔いの無い人生を生きた方が生ききる事が出来ると思います。