人のせいにしてばかりいると

最近他人もしくは状況やモノのせいにしてばかり居る人を

少し見かけるようになったので、

今回ちょっとその事について書いてみようと思います。

さて、前回の話に書いたのですが、自分の事はもちろんのこと、

自分が関係していて周りの人に起きて来た事に対しても、

実は自分にも責任がある場合がありますよ。

というお話を書いてきました。

ただ自分の事ならまだしも、

一見自分とは関係の無い周りの人に起きて来た事に対しても

自分に責任があるとは普通はなかなか考えにくいとは思います。

しかし実を言うと、一見自分とは関係無さそうな出来事であっても、

その出来事に対して自分自身がなにか悩む様であれば、

なにかしら自分にも関係があると思った方がいいケースもあるのです。

例えば家庭内で誰か悩んでたり落ち込んでいたりするとします。

しかしその家族のは自分の悩みを

こちらに打ち明ける事無くどんどん悪い方に転がってしまい、

結果的にその家族の人が病気になったとします。

ただこういったケースなどは、一見自分には関係差無そうな話なのですが、

例えば自分がいつも怒っている事が原因で悩んでいても怖くて打ち上げる事が出来ず

結果的にいろんな事が重なりストレスとなって最終的に病気になってしまった。

というケースもある訳です。

また、会社で働いていて自分の部下のひとりが

実際に一生懸命仕事を頑張っている様子なのに結果を出せずにいたり、

逆にクレームばかり増えて面倒ごとばかり増やす部下がいるという場合なども、

一見、その部下に原因があってそうなっている様には見えるのですが、

実は元を言えば自分の仕事の教え方が不味かったり、

部下に期待しすぎて売り上げ目標の数字を高く設定しすぎたりして、

その部下の実力以上の仕事を任せた結果、

一生懸命頑張って仕事をしている様に見えるのに成果が出せてない場合もある訳です。

まあ、自分の子供にしても、自分の直属の部下にしても、

自分の事が原因でそうなっているとはなかなか考えられない場合も多いのですが、

意外と周りの人の事で自分が悩んでしまうケースでは、

自分が原因で(自分が元で)上手くいってないパターンも結構ある様です。

しかしそこで相手のせい(人のせい)にしてしまうと、

今度は自分には責任が無いと思ってくるようになるので、

(現実には自分が原因であったとしても)相手の責任とし、

その相手の人に改善を望むようになってしまう場合が出てくるのです。

ただそうすると相手の方も

自分に原因があると考え自分を直そうとするのですが、

もともとの原因はこちらにあるわけですので、

結局の所、自分自身が変わらない限りは、

その相手の方も改善できない状態が続いてしまう場合があるんですよね。

だから、たとえ他人事だとしても、

その事で自分自身が悩むようなら、

人のせいにはしない方がいいです。

まあ、人のせいにしてしまえば、

一時的にでも気持ち的に楽になれるので、

絶対に人のせいにしてはいけない!というのも酷だとは思うのですが、

いつもいつも人のせいにばかりしている人の場合、

もしかしたら、今後もずっと

トラブルばかりが続く毎日を送る事になるかもしれません。

ただ例外的には、その事で自分が一切悩まないのなら、

多少ひとのせいにしてもいいかな?とは思うのですが、

少しでも自分が悩む様な事があるなら、

人のせいにしてその人に責任を丸投げする様な事は

あまりしない方がいいでしょう。

後になって全部そのツケが自分に返ってきます。