人はどんなに長生きしようと物を知らないというお話

実は私の趣味の一つに読書があるのですが、

この読書の中にもいろんな分野があり、

私の好きな分野の一つに哲学の分野があります。

例えば、ソクラテスやプラトンやアリストテレスといった名前を

どこかで聞いた事がある人も多いと想います。

これらの人物はギリシアの紀元前4世紀辺りの時代の人達で

私が好きな人はこの中のソクラテスとなります。

さて多分「汝自身を知れ」といった言葉で

ソクラテスという人物を知っている方は多いと思います。

ただし、ソクラテス自身は書物を残していないので

このソクラテスの弟子にあたるプラトンやアリストテレスが

師の言葉や教えとして書物に残しているのを

今私達は読む事ができるというわけです。

ただ詳しい話は本を読んでもらうのが一番だと思うのですが、

ここでお話したいのは、

ソクラテス自身も影響を受けた「汝自身を知れ」という言葉を、

この世の誰もが

この言葉を肝に銘じておかないといけないのでは?

と個人的に思ったことです。

さて、この汝自身を知れという言葉の由来ですが、

この言葉、実はソクラテス自身が言った言葉ではありません。

調べてみると、デルポイのアポロン神託所の入り口に

書かれてあった言葉だそうです。

つまり、誰が書いたか分からないこの言葉を、

ソクラテスは一目見て強烈に影響を受け、実際に自分を知る為に

当時いろんな人と問答を繰り広げていたようなのです。

そしてこの言葉について私自身もじっくり考えてみると、

実は私も自分自身の事をあまり知らない事に気がつきました。

というのも、自分の名前や年齢に性別、

また性格もある程度は自分なりに知っているつもりでしたが、

実はこれらは自分と他人とを区別する為のひとつの表現であって、

自分そのものの本質についての問いに対しては

これらはひとつとして答えてないんですよね。

つまり簡単に言うと、

自分は何者なのかが分からない。

という話になってくるのです。

ただまあ考えてみると、

名前も性別も年齢もどれも固有名詞に過ぎませんよね。

そしてこれらの固有名詞では自分の本質については

「これだ」と言い表せないのです。

そしていろいろ考えた結果、結局私は

自分の事ですらあまり知らなかった事に気付いたわけです。

さていきなりですが、

この事をここを読まれている貴方にも

同じように質問してみたいところです。

あなたは自分自身の事(自分の本質は何か)を知っていますか?

ただ上にも書いた様に、名前や性別や血液型や性格などは、

全て自分より先に生まれてきた人が付けたもの(作ったもの)ですので

これらは全て排除するとして、

その上であなたは自分を知っているかどうかを聞いてみたいのです。

ただし、結局私はこの答えが出せませんでした。

つまり、知らなかったという訳です。

そして、ソクラテスの場合も自分の人生を終えるまで、

この疑問の答えを探そうとしましたが・・・

結局ソクラテスもこの世を去るまで

答えが出たとは言っていなかった様なので、

多分、今でもこの答えを出せる人は

この世にはいないのではないでしょうか。

そしてこのお話で私が考えている事としては、

結局の所人というのはいくら長生きしても物を知らない動物なので、

どんなに知恵者で物知りであると周りから評価されようとも、

人間である限り全知になる事は不可能なのだから、

驕りや傲慢に陥らない様にしないといけないな。

という事です。

まあ今回は私自身が傲慢に陥らない様にするための戒めの言葉として、

ソクラテスの「汝自身を知れ」のお話を書いてみた感じです。

ただ、哲学について書いてある本はなかなか面白いので、

興味のある方は一度読んでみると面白いかもしれませんよ。


ふと想った事
世の中思ったよりも悪くない、ここにヒントが隠れてる