言葉の使い方ひとつで人に好かれる事もあればその逆もある

前回は、会社での厄介ごとに巻き込まれない方法とか

自分の身を守る方法を書いたのですが、

しかしこれらをいくら完璧に実行しても、

自ら人に嫌われる様なことばかりしている人の場合は、

あまり意味が無い話になってきます。

例えば毎日普通に生きていても、言葉一つで

人に好かれたり嫌われたりする事が結構あるのですが、

私がサラリーマン時代によく見たのが、言葉の最後に一言多い人や、

相手の言葉尻の揚げ足取りをワザワザする人などは、

社内も社外でもだいたい嫌われていました。

しかし人から嫌われてばかりいると

自分の味方をしてくれる人が居なくなってしまうので、

次第に自分を守ってくれる人がいなくなり、

最終的にはその会社に居辛くなってしまいます。

まあ、人間関係の良し悪しが自分の運の良し悪しにも直結するので、

こういった事はやめといた方がいいでしょう。

あと、今でも時々見かけることがあるのですが、

言葉を使って相手が謝るまで追い込む人がたまに居ます。

これもしない方がいいでしょう。

例えば、何か問題が起きて討論になった時に、

相手の言葉尻をひとつひとつ正論で言い返し、

相手にぐうの音も出ないぐらい言いくるめてしまう人が時々いるのですが、

しかしその場では相手を言い負かして自分は気分が良くなっても、

相手の方はもの凄く気分が悪くなる上、かなり嫌われてしまうので、

もし敵を作りたい訳でもないなら絶対にやらない方がいいでしょう。

例えば何度も人を言い負かしてきた人を私も何人か見てきましたが、

どの人も頭がいい人ばかりで、口が達者な人ばかりでしたし、

あと気も強い人が多いのも印象的でした。

しかしそういう人は、人を言い負かすのに快感を覚えるのか、

あまり外交的で無い人に対してでも、自分のストレス解消の為に、

言葉で言い負かしている事がありました。

ただ、そんな事をすれば自分は気分はいいかもしれませんが、

言い負かされる方は相当気分が悪いです。

しかも、いくらこじつけに聞こえる話であっても、

いかにも正論そうな話で論理的で

つじつまがあってそうな話の流れで言い含められてしまうと、

あまり自分から意見を言わない人はどうしても反論出来ない場合が多いです。

まあ、その結果恨みを買ってしまうことも実際にありますし、

嫌われてしまうことも結構あるわけです。

だから、いくら自分がイライラしていても、

人を言い負かすのをストレス発散にするのだけは

止めといた方がいいでしょう。

逆に、頭が良い人(頭の回転が早い人)の中には、

自分をとりまく人間関係を良好に保つ為に、

わざと言い合いで自分から負けてあげる人も中には居ます。

これが出来る人は実際にあまり人間関係で波風が立ちませんし、

あの人が嫌いだ。と陰口を耳にする事も滅多にありませんでした。

(ここで陰口をよく言う人は人から嫌われてる

 いつも言い負かしている側の人達ばかりなんですけどね)

しかし、考えてみると、いくら頭が良くて回転が早い人でも、

自分の自己満足の為に利己的に頭を使ってばかりの人は、

なぜだか人から嫌われる様なことばかりしている感じがします。

逆に自分も楽しく相手も楽しくなるように

いつも頭をフル回転させながら積極的に行動している人は、

多くの人から好かれているような感じがします。

前回にも書いたとおり、全部知ったうえで知らないふりをして、

頭をフル回転させながら人が喜ぶような事を言ったり行動していく事が

自分の人生を楽しくしていくコツなのかもしれませんね。

まあ、自分さえ良ければいいというのは、

どちらにしろ結局嫌われてしまうことが多いですよ。