感謝をする事がよい事だと知ってはいてもなかなか難しい

人に感謝する事や、有難うと言葉にする事がどれだけ良い事なのか?

という事は、このサイトでも何度か書いてきましたし、

ここを読まれてる貴方もよく理解されていると思います。

しかし、感謝することがよい事だとは知っていても、

感謝が出来ない状態(心理状態)の時というのはあるものです。

例えば思いっきり頭に来て腹が立っている時とかには、

ほぼ全ての人が感謝なんてできないでしょう。

また、泣きたくなったり悲しい時に感謝しようと思っても、

悲しみにどっぷりはまり込んでいる状態では、

なかなか感謝なんてできないと思います。

あと難しい場面と言ったら、病気で苦しんでいる時でしょうか。

実際に今、病気でまさに苦しんで切る時に、感謝する必要があったとしても、

病気の痛みや辛さで冷静な判断が下せない状態になってしまっていたら、

どうしてもその痛みや苦しさの方にばかり意識がいき感謝なんて出来ないはずです。

では逆に感謝が出来る状態の時というのはどんな時でしょうか?

それは心が落ち着いてる時や冷静な判断が下せる状態の時、

また、自分の事ばかりでなく

周りの人の事が見えるぐらい心に余裕がある時でしょう。

ただし、こういった心が落ち着いた状態の時というのは、

実は普通に生活しているだけでは、

なかなかなれない場合が多いのです。

例えば普通は誰でも何かしら問題を抱え悩みを持っていますし、

その悩みの数が多ければ多いほど、またその問題が深刻であればあるほどに

心が乱され落ち着く事がなかなか出来なくなってきてしまうのです。

更に言うと、仕事が忙しくて

生活に追われる様な毎日を送る状態になってしまうと、

落ち着いて物事考えるという事ですら、かなり難しくなってきます。

まあ、そういった人の為に私の様な人間がいるのかもしれませんが、

今まさに自分の問題が手にあまる様になるような生き方をしている人というのは、

やはりなかなか感謝する事自体が出来なくなような感じがしています。

しかしだからと言って、感謝しなければいけない時に

感謝出来ないのは完全に悪い事だと言うわけではないので

そこは注意してください。

これは私もそうだった事があるのですが、

過去に人に感謝しなければいけなかった場面で、

その時は自分の事に意識が行き過ぎてそれに気付かずに無視してしまい、

後になってからあの時は失礼な事をしたなぁと思った事が何度かありました。

まあ若い頃は誰しもあるものですし、相手の思いやりや気遣いというのは、

自分の事しか見えてない人にはなかなか気づき難いものなのですが、

それでも後でそれに気付いたら、気づいた時にお礼(感謝)をすれば、

特に問題も無くケリがつく場合が多いのです。

ただ、あまりにも自分の事にばかり意識が行き過ぎてしまい、

長い間ずっと感謝する事すら忘れてしまうような生き方をしている人は、

ちょっと自分の生き方について考えた方がいいかもしれませんね。

さて、最後にまとめとしては。

もし出来るなら、いつでも平常心でいられる様に心がけて、

いつも心を落ち着かせて、

いつでも感謝できる体勢で生きていく様にしていくと、

人生をより楽しめる様になると思います。

逆に自分の事ばかり気にする様な生き方を続けていると、

どうしても視野が狭くなってしまい、考え方も硬くなって、

感謝をする余裕すら無くなる位

物事に執着する様になってしまうかもしれません。

しかし、こういった生き方はある意味地獄的な生き方ですので、

できたらいつでも感謝出来るような生き方をして

人生を楽しめる感謝がある生き方の方をお勧めしたいです。