例えば、自分の人生の生き方を決める場合、
ほとんどの人が自分の親をお手本にしたり、自分の親の言う事を信じて、
親の言うとおりの生き方を自分の生き方と決めてる場合が多いと思うのです。
しかし、気付いている人は気付いていると思うのですが、
親が教える生き方というのは、
その親自身にとっては正しい生き方ではあるかもしれませんが、
その生き方が自分の生き方にぴったり合っているとは限らないのです。
また、親の教える生き方というのは、
その親自身にとっては都合のいい生き方であるかもしれませんが、
しかし子供にとっては、自由を奪われるような生き方の場合も実際にあります。
例えば、その親が世間体をとくに気にする親だった場合、
目立つような事はしてはいけない。とか、目上の人のいう事は、
たとえそれが間違っていても反論してはいけないといった感じの事を
人生の生き方だと教える場合がありますが、
これは結局の所、親である自分に迷惑がかかわらないようにする為に
子供の生き方に制限をかけ、自分の都合のいい生き方を、
子供に押し付けてるケースもあるわけです。
しかしそういった生き方というのは、その親にとっては都合が良くても
子供にとっては窮屈な人生になる事が多いのです。
そしてここの部分に子供である自分自身が気づけないでいると、
なぜ自分の人生はうまくいかないんだろうか?と
延々考えても答えが出てこない場合が出てきます。
まあ、これはある種の洗脳ですね。
子供は、親の言う事というのは絶対正しいと信じているので、
たとえ親が明らかに間違った事を子供に押し付けたとしても、
子供の方は他に選択肢が無い場合はそれを信じるしかない訳です。
そう考えていくと、
生きていてどうもしっくりこないな。
とつい思ってしまう人は、
自分の生き方としては全く合った生き方では無いのに
親の生き方の教えを忠実に守って生きているから
そうなっているのかもしれませんね。
しかし、たとえそこに自分で気づけたとしても、
いきなり自分に合った自分らしい生き方を今から即完全に出来るのか?
というと、実はそんな簡単な話にはならないのが困りモノなのです。
というのも、親の言葉や教えというのは、
小さい頃から何度も何度も刷り込まれてしまっている場合が多く、
頭の中で意識している部分ならまだ改善できるかもしれませんが、
無意識の領域までもぐりこんでしまってる教えについては、
改善するどころか自分で見つけることすらできないので、
今すぐどうこう出来ない場合が多いのです。
だから、自分に合った生き方を生きて行こうと思っても、
なかなか最初は上手く行かない場合が多いです。
ただし、何度も何度も失敗を経験するうちに、
次第に自分の生き方が分かってくると思うので、
自分独自の生き方を模索する事自体は無駄な話にはなりません。
ただ、親の教えというのは、一生涯死ぬまで付きまとう事も多いので、
そこは覚悟して向き合ったほうがいいかもしれませんね。
まあ、自分の人生というのはたとえ親の影響がどうだろうとも
結局最後は自分の責任になるので、
そこで親から教えられた生き方が合わないなら、
どちらにしても自分で探して見つけるしかありません。
逆に親から教えられた生き方が自分に合わないとはっきりと分かっていながら
そのままの状態で生きていくと、どんどん自分らしく生きれなくなってくるので、
自分らしく生きて生きたい人は、場合によっては親と縁を切るぐらいの覚悟で
自分の人生の改善に挑まなければいけなくなるかもしれませんね。
まあ、自分の人生ですので全部自己責任です。
人がどうだからとか親がどうだからと言っても、
今生きているのは自分自身ですので、
最終的には全部切り離して考えた方がいい事もあるわけです。