例えば私自身も子供のころは、勉強があまりできない子とか、
コミュニケーションがうまく取れなくてどもりがちな子とか、
明らかに喧嘩に弱そうで、優柔不断で何も決められない子とかが、
クラスの誰かに馬鹿にされたりいじめをしているのを見たことがありますが、
こういった事は大人社会でもまったく変わっておらず、
仕事上の能力の低い人が虐げられたり馬鹿にされたり、
会社によっては自主退社に追い込むようにいじめる所もあるわけです。
まあ、資本主義を基本に今の経済は回っているので、
能力が無いものには自己主張や発言そのものの権利が無い。
と言われても仕方がない部分もあるのはあるのですが、
中には仕事の能力だけでなく、人として軽んじて、
相手を馬鹿にする人がたまに居るようです。
例えば、仕事の能力以外にも、人生経験が足りないことで、
(常識を知らないということで)人を馬鹿にしたり、
いじめたりする人がたまに居るわけです。
しかし、この世に生まれてきた人というのは、
すべての人が前提条件が違っているので、
自分と比べて劣ってるとか優れているとか言える人は
この世には誰もいないはずなんです。
というのも、生まれてきた時点で悟りを開けてる人も居れば、
輪廻転生があるといっても、
この地球上に生まれてきたのが初めての人だった場合だと、
例えばこの地球上に何度も生まれ変わってきた人と比べると、
どうしても理解ができない部分が出てきてしまうので
人となじめなくなってしまう場合も出てくるわけです。
こういった事を自分は知らずに、
ただ、自分から見て劣っているからといって
馬鹿にしたりいじめたりするのは、
さすがに無知にもほどがあると思うわけです。
逆にそれらをすべて知っててそれでもいじめをする人の場合は、
それこそ性格が悪い悪魔の様な人間だとも言えるでしょう。
あと、いろいろ知ってくるとわかってくるとは思うのですが、
人には上も下もありません。
確かに社会的な地位については上役や下役はあるでしょうが、
人間そのものについては上も下もないのです。
ここらあたりの事に気づいてくると、今まで自分がやってきた事に対して
ものすごく恥ずかしくなってくる場合があるのですが、
まあ、それはまた別の話にでも。
ただ今日書きたいこととしては、
どんなに相手が劣っているように見えても、
人を軽んじるのはよくないという話です。
これについては、自分自身が何者かがわかってくれば、
自ずとわかってくる話だと思います。