いつも読んでる雑誌や本、いつも見ているネットの情報があなたの考え方の元になる

例えばわたしが友人宅にお邪魔した時に

つい何気なくチェックしてしまうことの一つに、

その友人が読んでいる本や家族が読んでる雑誌で

どんなものを読んでいるのか?というのを見ることがあります。

たとえば、私の友人で車が好きな友人なら

カー雑誌がマガジンラックに何冊か置いてあったり、

新聞紙と一緒に車の雑誌を何冊かまとめてゴミに出すために

玄関の脇に置いてあったりします。

まあ、私もその友人が車好きな事を良く知っているので、

なんの違和感も無く、好きだから良く読むだろうな。

とは思うのですが、

ただその友人の部屋に入ると本棚の中に「航空機の飛ばし方」とか

「B747の操縦方法」とかいった車とはかけ離れた本があったのには

わたしもびっくりしました。

というのも、

実際にその友人はパイロットでもなければ航空機の整備士でもなく、

どこにでもいる普通のサラリーマンだったからです。

ただ、まさかいまさら

パイロットを目指すなんて事はないだろう?

と思い聞いてみると、

どうやらPCのゲームで航空シミュレーションゲームというものがあり、

そのゲームの中で、旅客機のB747を実際に自分で飛ばせる事が出来る

(シミュレートできる)という話でした。

そして、実際にそのゲームの画面を見せてもらったのですが、

素人が見てもどこがエンジン始動のスイッチなのやら、

また、画面に表示されている数字が何を表してるのか

さっぱり分かりません。

そしてその操作方法を知る為に、

「航空機の飛ばしかた」とか「B747の操縦方法」といった

本を買ってきて勉強していたと言う訳です。

ただはたから見れば、単にゲームをする為(娯楽を遊ぶ為)だけに

わざわざ勉強までして遊ぶのか?!と思ってしまうのですが、

その友人は仕事もばりばりできる人で、

仕事も遊びも本気でやる!というのがモットーだったようで、

こういった遊びも本気でやる事で

彼の場合はよい息抜きになるのでしょう。

と、話が若干それてしまいましたが、

この様に、その人を知るには

その人が日ごろから読んでいる本や雑誌を知ることで、

その人が何を考えているかが、分かってくることがあります。

(この友人の場合は、趣味が車だけでなく

 飛行機を飛ばすことという事がわかっただけですが、

 この様に友人の今はまっている趣味を知る事で話題も増えて

 より親睦も深まる事があるのでメリットは大きいです)

まあ、この友人は日ごろから話題といえば車の話題ばかりでしたが、

実は、家ではこっそりと旅客機を飛ばしてるなんて思いもしませんでした。

そしてこういった

人知れず何か勉強していることを隠している人は結構居るようで、

例えば、私の友人には釣り好きが何人か居るのですが、

その中の一人にバス釣りがメインの人がいます。

実際に私もたまにバス釣りに連れて行ってもらうのですが、

普段は人が来そうに無いような(何か出てきそうな)ため池に行き、

そしてこんなところに魚が泳いでいるの?という様な雰囲気の池でも、

その友人はちゃんと何匹か釣ってしまうのでホンと不思議でした。

ただ、その友人は意外な趣味をもっていまして・・・

その友人はもともと手先が器用で、バス釣りに使うルアー(疑似餌)を

自分で木を削って作ってしまうぐらい手先が器用だったのですが、

ある日、その友人個人の部屋に入ってみると、

手作りのルアーと一緒に自作のフィギュアが飾られていたのには

わたしもびっくりしました。

そこで話を聞いてみると、ルアーを作るのに飽きたので、

なにかどうぶつの木彫りでも作ろうかな?と考えてた所に

TVのアニメのキャラを立体化して人形を作って

販売している事をネットで知り、

そこで、この程度なら自分でも作れるかな?と思って

作ってみたら出来ちゃったそうです。

(それは木彫りのちっこいぴかちゅうでした)

そこで簡単に出来たものだけど自分じゃ良く出来てるのか分からないから

周りの人に見せたところかなり高評だったようで、気をよくして

どんどん作っていったらはまってしまったようです。

そして、その友人の本棚には、バス釣りやルアーの本のとなりに、

そういったフィギュアの作り方の教科書のような本も並んでました。

ただそこでちょっと面白かったのが、

本棚の端の方に1冊だけあった仏像の本です。

今の彼はルアーをメインに

それと平行して木を彫ってフィギュアを作ってますが、

もしかしたら、仏像に興味が沸いてもしハマってたら、

仏像彫りの職人になってたかもしれない訳です。

そう考えるとたった一冊の本で、

人生が変わってたかもしれないわけですね。

興味深いです。

ただ今回のこのお話はわたしの周りにいる友人の趣味のお話でしたが、

実際にその人がいつも読んでいる本や雑誌を見ることが出来れば、

その人がいつも何を考えているのかぐらいは

ある程度分かってくると思います。

ただし、そういった相手のお気に入りの本や雑誌に書かれてあることを

批判したり馬鹿にしたり、変に煽ったりするような事を言ってしまうと、

大喧嘩の原因になるので、

たとえ自分がその本や雑誌に書かれてある事が嫌いであったとしても、

その本の事を馬鹿にしたりはしない方がいいでしょう。

また、興味も無いしどちらかというと嫌いなのに相手から好かれたいが為に

その本の内容を褒めたりするのもトラブルの元です。

例えば、私の部屋には占いに関する本が沢山ありましたが、

これを興味深げに見ていくのは、女性の中でも占いが好きな人だけで、

男はほとんど見向きもせず、女性の中でも占いが嫌いな人は、

またこんなくだらないものを・・・といった目で見てくる場合があります。

まあこれが普通の反応だとは思うのですが、

人の本棚というのは、今のその人の考え方や

行動の元を作っている本が入っている場合が多いので、

その人を知るにはかなり参考になると思います。

もし気になる人が居ましたら(異性でも同性でも)

その人の本棚をチェックしてみるというのはよいかもしれませんね。

実際に相手を知るにはある意味一番手っ取り早い方法で

しかも話題づくりにもなってくれたりするので

この手を使わない手は無いですよ。


ふと想った事
世の中思ったよりも悪くない、ここにヒントが隠れてる