私も過去には社会人なりたての頃というものがありまして、
私自身なにぶんモノを知らない者でしたので、
会社に入ると早々に上司から目を付けられ、
本当によく怒られていたのを今でも思い出します。
ただ、あんまりにも怒られ過ぎてくると、
次第に怒られなれてきてしまうものなんですよね。
なんせ、力仕事系の仕事ならともかく、サービス業の場合、
怒鳴り声と同時に物(灰皿とか)が飛んできたり、
不意打ちにも似た感じで足を蹴られたり、、、
なんて事が一切無く、
たとえ相手がかなり怒ってきたとしても、
ちょっと怖い顔してしゃべり口調だけが怒鳴ってるだけで終るので、
怒られなれてきたら段々「またか」って感じになってくるものなのです。
まああの時代は、例えば力仕事系で荒っぽいところなんて、
ちょっと怒られただけで喧嘩になって
血だるまになる事もあった時代ですので、
その事を考えたら
サービス業で怒られるなんてヌルイものだったのです。
怒られた時に下手に反抗して骨折して入院してた人も居ましたし。
しかしそんな私でも、
怖くて身震いしそうなぐらいの怒り方をする人が世の中にはいます。
それはどんな人かといいますと、笑顔で怒る人です。
いや、そもそも笑顔で怒る人というのは
普通はあまりみかけないから分からない人もいるかもしれませんが、
笑顔で怒れる人の中には、相手を本気で殺す気で
顔だけ笑って怒る人が稀にいるのです。
まあ、経験した人なら分かると思います。
怒鳴り散らしたり、殴られそうになるぐらいなら、
まだ命を獲られるほどではありません。
笑顔のままで気迫で人を殺せるぐらいの怒り方をする人が
本気で怒った姿というのは、一見、笑顔で穏やかそうに見えるのですが、
怒られてる人は冷や汗をどっとかいてたりします。
まあこういう事が出来る人とは仲良くやっておいた方が無難ですよ。
実際にこういった芸当が出来る人は、
理不尽で自分勝手な事ばかり言う人はあまりいないので、
だいたい怒られる様な事をしてしまった自分の方が悪い事が多いです。
そこで悪かったと想ったなら
意地を張らずに素直に謝った方が人生も楽しめるってものです。
あと、笑顔で怒れる人は年齢も性別もあまり関係ないので、
例えば、見た目でひとを軽んじるような事をつい言ってしまう人は
ちょっと気をつけた方がいいかもしれませんね。
人ごとになってしまいますが、
本当に口は災いの元だというのはよく言ったものだと思います。