例えば、自分のミスで重要な仕事が自分のところで頓挫してしまい、
もうどうにもならない状態になってしまった時、
あなただったらどの様に考え行動していきますか?
例えばこれが私だったら、
自分の周りに解決策が直ぐに出てきそうな頼れる人がいたなら、
その頼れる人にアドバイスをもらう場合もありますが、
基本的には自分で考えて即決断して行動するようにしています。
というのも、人にアドバイスがもらえたとしても、
そのアドバイスどおりにしたからといって、
確実に自分のミスをカバーできるとは限りませんし、
また場合によっては、他の人に頼ることで、
その頼られた人にまで責任を追求されてしまうケースもあるので、
できるだけ自分で考え即断して行動していくように
私の場合はしている訳です。
しかし、この即考えて即決断し即行動するというのは、
(その時)イライラしてたり、慌ててしまうと、
どうしてもスムーズに行かない場合が出てきます。
例えばお客様からのクレームが私の所に直接来て、
即対応しなければいけなくなった時とかでは、
ちょうどその時、他の仕事であせってたりイライラしてたりすると、
なかなか冷静に対応することができず、
自分の態度や言い方で(ものの言いようで)
相手を怒らせてしまうこともあるわけです。
ただ、こういった重大な問題に対応するときこそ
冷静にならなければいけないのですが、
私も若いころは、クレーム対応の経験があまりなかったので、
あせって対応した事でお客様からかなりのお叱りをいただきました。
しかし、あせったり、イライラした状態では、
実際に良いアイデア(良い対処法)も出てきませんし、
たとえいろいろアイデア(対処法)が出てきたとしても、
直ぐにこれ!と決めて行動することは出来ないと思うのです。
そこでそういった時は、冷静になる為に「感謝」してみると、
あせったりイライラが納まってくるのでお勧めです。
ただまあ、いきなり感謝してみると良いですよ。と言われても、
急な対応の場面で感謝するというのはなかなか難しいとは思うのですが、
人というのは、あせったり、イライラしている状態の時に
ふと思いついた事を何も考えずに即実行すると失敗する場合が結構あるので、
失敗しない為にも(心を落ち着かせるためにも)
なんでもいいので「感謝」してみるのです。
例えば、私の場合はクレーム対応が特に苦手だったのですが、
今なら、心の中で「ありがとうございます」とお礼を言って
対応することができるようになりました。
というのも、クレームを直接言いにくる人というのは、
よっぽどのことが無い限りは直接言いには来ません。
そして実際に私がした事で間違った事をしたとハッキリ直接指摘してくれる
お客様というのは(話を聞く時はキツイ時もあるかもしれませんが)
良いお客様だと私は思うのです。
ただし、中には、言いがかりの様な事を言ってくる人も居ますが、
これはこれで、私にとってはとても勉強になるので、
こういった場面でもやっぱり「感謝」の気持ちは出てきます。
というのも、無茶なクレームや
言いがかりのようなクレームを言ってくる人というのは、
実はそのクレームそのものが問題ではなく、クレームとはいいつつも、
自分の中のストレスを発散させる為に、弱い立場の人に対して
言いがかりの様なクレームを言ってストレスを発散させる場合が多いのです。
(まあこれは簡単に言うと、よわいものいじめですね)
ただこういった感じの人の場合は、話をしっかり聞き受け止めるだけでも、
その人のストレス発散になって、相手の方から自然と納まる事も多いので、
これはこれで、その人のストレス発散尾役に立った訳ですので、
良いことだなと(私の場合は)思うんですよね。
また以前も書きましたが、私の場合、人を観察するくせみたいなものがあります。
こういった、無茶な言いがかりを言ってくる人をじっくり観察できる機会というのは、
最近はそうなかなか来ないので、実は人間観察という面では有難かったりもします。
さて話を戻しますが、難しい問題に直面した時に、
イライラしたりあせっていると、かなりの確立で失敗するので、
落ち着くためにも、何でもいいので「感謝」する事をお勧めしたいです。
実際に感謝をする事で心が落ち着ければ、
意外とポンと良いアイデアも出てきたりもしますし、
そのアイデアも思った以上に効果的だったりする場合もあります。
まあ、やってみてください。意外と人に頼らなくても、
自分で何とかできる場合が多い事に気づけるはずです。