これは誰が最初に言い出したのか分からないのですが、
自分自身や自分の周りの起きてくることすべてが
「もとは自分」にある(=自分が原因でそれが起きてきた)
という考え方が世の中にはありまして、
私も、本当にそうだな。と思っている次第です。
ただ逆に、自分以外の人や自分を取り巻く環境が原因で、
今の状況になってしまったとしたら、
たとえ自分にとってどんなに良い事であっても、
また、どんなに悪いことであっても、
それは自分以外の人の力で起きてきてしまうことになります。
つまり別の書き方をすると、自分には力(決定権)が無く、
周りの人や自分を取り巻く環境が自分の人生を勝手に作っている。
という話になってしまうのです。
そしてこれが真実なら、どんなに自分が頑張って努力しようとも、
自分の周り人の考えや自分をとりまく環境の良し悪しによっては、
ほぼ、自分の思い通りの生き方が出来なくなってしまうのです。
しかし、この考え方はどう考えてもおかしいのですよね。
自分以外の周りの人がなにを言おうが、
また、自分を取り巻く環境がどんなに劣悪だろうが、
自分のやりたい事は誰になんと言われようと絶対にやる人は絶対にやりますし、
また、どんなに劣悪な環境だろうが、自分を取り巻く環境のせいにせずに、
自分を変えてそれと合わせて環境も変わっていき、幸せな毎日を過ごしている人も
世の中にはいらっしゃるわけです。
逆に、何か問題が出てきた時に環境のせいにしたり人のせいにする人や、
また、自分を変えずに、周りの人や環境に問題があると考え、
周りの人を自分の想い通りに変えていこうとする人は、
元の考え方として、
原因の所在が自分以外のところに有るという考えで行動していくので、
どうしてもなかなか問題が解決しない場合が多いです。
まあ、誰だって時には責任転換したくなったり、
責任逃れをしたくなる場面はあるとは思うのですが、
やっぱり基本は「もとは自分」が原因でそうなってしまっていると考え
行動していった方が、早く問題が解決できると思います。
また他にも、自分の思う様に行かないからといって、
周りの人をどうにかしようとする人は、
今からでも「もとは自分」と考えて、
自分を変えて行く事に専念していただけたらと思います。
というのも、自分の都合の良い様に、
他人や環境をどうにかして無理にでもコントロールしようとすると、
何かしらの報い(反発)が自分に返ってくる可能性が出てくるからです。
例えば、人を上手くコントロールするつもりが、
相手の方が一枚上手で逆に自分の方がコントロールされていた。
という事はよくある話です。
まあ、相手にした事が自分に返ってくるという法則がこの世にはあるので、
やはり、人をコントロールしようとか相手を変えようとするのは、
止めておいたほうがいいかもしれませんね。