何をやってもうまく行かない人のお話を伺っていると、
自分の人生に大きな影響が出てきそうな選択を迫られた時に
一番安全でリスクがあまり無い
無難な選択を選ぶ事が多いように感じます。
例えば今、会社勤めをしていて
その勤めてる会社が不安定な状況の時に
高校の頃の友人から一緒に会社をやらないか?
と誘われたとします。
しかし、ベンチャー企業でも個人事業でも
そこの会社が倒産するといリスクはやっぱりあり、
たとえ経営が順調であっても、
日本や世界情勢のさじ加減一つで
ある日突然あっさり倒産してしまう事はざらにあります。
そこで安全第一を考えてリスクを取ろうとしない人だと、
数年後には取引相手が減少して
会社が無くなりそうな状況であっても、
転職をして1から仕事を覚え
朝も晩も休みなく働き続けた結果
頑張った甲斐もなく世界情勢が変った事で
一夜にして倒産する可能性がある会社に行くよりかは
無難で今はまだ安全なところに留まろうとする傾向がある訳です。
しかし、こういった転職だけでなく
人生にはいろんな分岐点がありまして、
たとえ今、安全に見える状況であっても、
数年後には人生が詰む様な状況に
陥ってしまうケースもありまして、
それを見越して離婚を決めたり、
逆に再婚を決めたり、会社を自分で創立したり、
今の仕事とはまったく違った系統の仕事を1から始めたりして
自らリスクを取るような選択し、選択した=決めたからには
積極的に行動していかなければいけない時もあるのです。
そこで何をやっても上手く行かない人を見てると、
このリスクをとって失敗する可能性のある選択肢を
勇気を振り絞って選択する事が
出来ないような感じがするんですよね。
もちろん自分の人生なので
そういった「リスクがある選択はしない」
と決めてる人もいるかもしれませんが、
でもそういう人ってだいたい
後から「ああすればよかった」とか
「なんであの時ああしなかったのか」と
自分を責めたり、後悔したり、
他人に愚痴ったりする事が多い気がします。
これを客観的に冷静に考えると、
こういった事はすべて自分で決めた事なんだから
100%自己責任だとは思うわけでして、
自分を責めたり後悔するのはよいとはしても、
他人に愚痴るのはお門違いなのでは?
と思う事がよくあります。
まあ、転職や結婚に限らず、誰だって人生の分岐点で
選択を迫られる場面は何度かあるとは思うのですが、
そういった場面で選択をするときは、
安全を第一に考えて自分の本音を無視したり、
一般の常識や世間への体裁を気にして
自分の考えを押さえ込んでまで選択してしまうと、
後でだいたい後悔する事が多いです。
だからそういった選択を迫られた時は、
選択した事によるリスクを全て請け負うつもりで、
完全に納得できる選択を勇気を出してすると良いでしょう。
もちろんそういった選択肢には
だいたい大きなリスクがついてきますし、
失敗も付いてくるものなので、
ほぼ必ず失敗はするでしょうが、
失敗してもそれでも自分で納得して選んだ選択だった場合、
自分の中ではその失敗を納得できると思います。
これが逆に自分の考えではなく
世間体や常識や親の言う事に従って人生の選択をした人は、
大失敗した時ほぼ必ず後悔するでしょう。
そしてこういった後から後悔するような人生というのは
自分でリスクを取って選んできた人生を歩むよりかは
遥かに面白くない人生を歩むことになると思うので
なかなか幸せで満たされた人生を歩む事ができないんですよね。
ただ、このどちらの人生を歩むか?については個人個人で違ってくる上
さらに世の中の全ての人にとって正しい人生とか
正解の人生というものは無いので結局最後は自分次第となります。
個人的には、自分の本音や想いに従って勇気を出して
リスクを取るような人生の選択をおすすめしたいところです。