相手に対して腹が立つこと自体がおかしいというお話

この世の中にはいろんなタイプの人が存在してまして、
ひとりひとりの中に、その人だけが通用する正しさ
というのをそれぞれ持っていて、

そこで相手の間違い(相手にとっては正しい事)を
指摘し自分の正しさを主張しすぎると
人間関係がうまくいかなくなる。
というお話を前回してきました。

そしてこういった、お互いに正しい事を言い合うことでも
相手に対して腹が立ったりするものなのですが、
実を言うと、腹を立てること自体がおかしな話なんですよね。

例えば、相手の間違いを指摘し、自分の方が正しいと主張する。
そうすると相手に反論されて、それにまた反論する。
という事を繰り返していけば、誰だって段々
頭に血が昇ってくるとは思うのですが、
よく考えたらこれって、おかしな話なんですよ。

というのも、自分の周りにいる人たちと言うのは、
ある意味自分を映す鏡ともいえる存在なんです。

以前このサイトでもよくお話してきたように、
「人の振り見て我がふりなおせ」という諺を
なんどか書いて来ましたが、

この人のフリというのは、
そのまま自分自身も無意識のうちに
やってたりするんですよね。

つまり、相手の行動や言動が目に付くようだとしたら、
自分自身も、それをやってたり言ってたりしてる事が
意外と多いのです。

そして相手のその行動を見て、嫌な想いをして、
もし、腹が立ってしまったとしたら

「元は自分」なわけですから、ある見方をすれば、
自分に対して自分が勝手に腹を立ててる。
という話しにもなってくるんですよね。

これって結構おかしな話だと思いませんか?

自分が自覚ナシに相手に対して失礼な事をしていながら
逆に相手が同じ様にしてきたら、腹が立つって・・・
この文章で読んでみただけでも、理不尽でおかしな話だな。
と私なら思ってしまいます。

また、類は友を呼ぶというお話も何度かしてきましたが、
これは自分と同じレベルの人が自分の周りに集まってくる
というお話なのですが、

自分の周りに居る自分と同レベルの人たちが、
自分の普段やってる事と全く似たような行動や
言動をするのは普通といえば普通の話なんですよね。

つまり、自分の周りの人が嫌な事を言ったりやったりしてる
という事は、自分自身も周りの人にやってるって話にも
なるかもしれないわけです。

そしてそこに理不尽さというのはあまり無いと思いませんか?
(起こるべきして起きて来るという感じといいますか・・・)

そしてちょっと厳しい表現なのですが
これってある意味「自業自得」ともいえるかもしれません。

だから、自分の周りに腹が立つような人が多いという人は
自分もそうだという事を自覚したほうがいいかもしれないのです。

これはなかなか認めたくはない話だとは思うのですが、
個人的には、全く的外れな話では無いのでは?
と思ってます。

(これは文章で書くとなかなか伝えにくい話ですね)