今体が不調だったり病気で悩んでいる人というのは、実はおかしい状態だと理解した方がいいかもしれません

例えば、いつも身体のどこかが痛かったり調子が悪かったり、

なにか病気をもっていて、毎日薬を飲むような生活をしている人が居ますが、

こういった状態になってしまっている人は、本当は自分がおかしい状態なんだと

理解しないとダメな気が私はしています。

というのも、本来、人間というのは健康で元気な状態なのが普通であって、

慢性病や、何かの病気でいつも苦しんでいたり、

いつもどこか身体の不調でそれが気になってるという事自体が

本当の所はおかしいのです。

しかし、人というのは病気に限らずなんでもそうなんですが、

「慣れてしまう」という事が結構あります。

例えば、初めて会った時は辛いものが嫌いだった人で、

激からラーメンとか10倍カレーとかは絶対に食べれなかった人が、

ちょとずつ辛さに慣らしていって、今では平気で10倍カレーとか食べてたりしますし、

また他にも、あれだけお酒が飲めなかった人が、

会社の酒飲みの上司に毎日の様に付き合わされて、

今ではお酒の飲みすぎで肝臓を傷めて

医者からストップを出された人すらいるぐらいです。

実際に慣れとはある意味恐ろしいのですが、

意外と誰でもこういった様に「同じことを」

毎日繰り返していけば慣れてしまうものなのです。

しかしいくら慣れるといっても、自分の病気について慣れてしまうと

人間がダメになる場合があるので注意してください。

例えば病気というのは、確かに本人は辛いだろうとは思うのですが、

しかしこの病気を免罪符にして、

やらなければ行けない事をやらなくてもいい状態に

もっていけてしまう場合があるのです。

例えば毎日毎日キツイ仕事を頑張って働いてきた人が、

ある日病気になってしまい働けなくなったとします。

そうすると、周りの人は病気なんだから仕方がないと考え、

きつい仕事を回さないで楽な仕事を回すようにしてみたり、

一定期間休んでもよいように取り計らってくれる場合があります。

しかし、普段は冷たい職場環境だった場合でも、

病気になったお陰?といったらおかしいかもしれませんが、

病気になった事で良い待遇にしてもらえた場合、

あまりにも良い待遇過ぎてそれに慣れてしまい、

病気でいつづける事を自ら望んでしまうケースが出てくるのです。

たとえば会社の中で自分は病気だからと言えば、

一番忙しくて体力が必要で

神経を削りながらする様な仕事に回される事はまず無いでしょう。

まあそれで倒れでもしたら面倒だから、というのもありますが、

そういう人が接客とかすると逆にお客様に気を使わせてしまいますから

まず無いはずです。

しかしそうすると楽な仕事を任されるわけですが、

以前と同じ給料で楽な仕事だけしていればいいとなれば、

誰だって今の状態が続けばいいなと考えると思うのです。

まあ、楽な方に逃げたい気持ちは誰にでもあるものですので、

絶対にやってはいけないとは言い切れないのですが、

その状態に「慣れてしまう」のだけは避けた方がいいでしょう。

というのも、病気を理由に楽な方へ楽な方へ逃げてばかりいると、

怠惰癖がついてしまい、どんどん人間性が下がっていきます。

別の言い方で書くと、誰かに養ってもらわなければ

生きていけない状態にまで成り下がってしまうと言ったらいいでしょうか。

もちろん、病気で外に出ることも出来ないし、

立つことどころか動くこともままならない人の場合は、

こういった話とは別の話になってきますが、

多少でも動けて少しでも働ける人の場合は、

病気を理由に楽して生きようとするのだけは止めて置いた方がいいでしょう。

ただし、病気についてもいろんな病気があるので、

病気の人全てに対して言える話ではありませんが、

多少でも余力がある人は病気を理由に逃げない生き方をお勧めしたいです。

まあほんとうに「慣れ」というのは結構怖いですよ。

自分が病気なのは普通なんだと慣れてしまうと、

もともと人というのは

本来健康で元気である事が普通であるという事でさえ

完全に忘れてしまう場合があるのですから。