家族の説得の仕方

私は人の悩みを聞いていくのが専門なのですが、

しかし、私も悩み事は普通の人と同じ様に結構有ります。

例えば前回のお話にも書いたのですが、

家族に予防接種(ワクチン)を受けてもらいたくないので、

受けない様に説得を試みたのですが、

結局ものの見事に大失敗に終わってしまったわけです。

これについては私の中ではもう終わった事でして、

人の人生なんだからその人の責任において

自分の好きな様に人生を選択して生きていくべきだ。

といった感じでその時は終わりにしました。

しかし、病院や薬や医者を信じきっている人の場合だと、

医者がこれをした方がいい!と熱心に勧めてきた場合、

たとえそれが自分でも分かるぐらい明らかに間違った事であり、

かなり自分にとって不利益な事だと分かる事であっても、

ついつい話に乗せられて、

その医者の言われたとおりにしてしまう事があるのですが、

これがもし例えばある日ガンになっていた事が分かり、

そこで手術を勧められたり、抗がん剤投与の治療とか、

放射線治療を積極的に勧められてしまった場合、

もしかしたら完全には断る事が出来ないのでは?

とちょっと個人的に不安に思ってしまった事があったのです。

実はガンの場合、手術で切った程度では完全には治らない事が多く、

しばらくしたらガンが転移していたり、また同じところが再発して、

また手術をするか、抗がん剤投与の治療をする事になるのですが、

この治療がもの凄く体力を奪われるものでして、

例えば抗がん剤投与の治療などは、

一回やるだけでももの凄く辛く苦しいらしいのですが、

家族や親戚にガンの治療を受けた人が居ない場合は知らない人が多く、

若い人でもかなりの体力を消耗してしまう治療らしいです。

それを、ガンになった人に対して医者が勧めてくるわけですが、

そこで、薬は病気を何でも治してくれる万能薬と信じて疑わず、

医者の言う事なら神様が言ってる事と同じ事だと妄信している人に対して

甘い言葉で抗がん剤治療を勧めてくるわけです。

これでひっかからない人はまずいないでしょう。

そして抗がん剤治療がどれだけ苦しいのか知らずに

知識も持たずに治療を受けた結果、

頭の毛が全部抜けるぐらい

身体をぼろぼろになってしまってまるで別人の様になっても、

まだ完全にはガンが消えてないからもう一度やりましょうと、

笑顔で猫なで声で医者はがん治療を勧めてくるわけです。

これを家族が説得するというのは難しいでしょう。

自分自身は抗がん剤や放射線治療が

ガンを治す事にはならないと知ってはいても、

それをまったく何も知らずに医者の言う事しか信じない

家族に言い聞かせて納得させるとなると、

もの凄く大変な作業になってきます。

そしてこれが今の私の悩みなんですよね。

ただし、その時家族を説得出来なくても、

自分の知ってる事や考えを家族に伝える。

という事はできます。

例えば私がワクチンや予防接種は打たない方がいいと親に伝えた場面では、

実際にテレビで高校生ぐらいの女の子がワクチンを打ったせいで

まともに歩く事が出来ないくらいの重度の障害になった話を伝えました。

これはテレビで親と見ていたので、親も知っていました。

そして、ネットなどで調べた、金属や毒入りのワクチンの話をし、

打った直後は何も無くても遅延タイプの毒だから1ヶ月もしない内に

身体の調子が極端に悪くなるかもしれないとも伝えました。

まあ、テレビで重い障害になってしまった子を実際に見てますし、

私も分かりやすく情報を伝えられたとその時は想いました。

そして結果は?というと、

結局年末にインフルエンザ予防の注射を打ってきたんですよね。

医者の言われるがまま打ってきて、それから2週間ぐらい経ったら

急に寝込むぐらい調子を崩してたんですよね。

結局結果はこうなってしまいましたが

私自身は、自分が一番相手に伝えたい事は、

1回きりしか相手に言わない様に心がけています。

というのも、私が一番相手に伝えたい話というのは、

相手からすれば面倒な話ばかりでして、

その話をすればするほど

相手から煙たがれるのが自分でも分かっているからです。

だから、私は感情を必要以上に出さないようにして淡々と理路整然に、

必要な情報を分かりやすく相手に1回だけ話すようにしてきました。

こうする事で、自分の感情が高ぶりすぎて話が相手に伝わらなかったり、

相手に引かれてしまい二度とその話を聞いてもらえない。

という事だけは避ける事ができるようになったのです。

しかしこういったお話をすると、

1回だけ話しただけでは理解できない人も居るのでは?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

自分の体の事について、または自分の病気の事について

人の話を右から左へと聞き流すような人は、

結局その人自身が聞く耳を持つまで、

何を言っても馬に念仏の状態が続くでしょう。

つまり、言うだけ無駄なんです。

だから私の場合、たとえ相手がまったく聞く耳を持たない状態であったとしても、

自分の中でケリをつける為に(自分で納得するために)

最低1回だけでも相手の事を想って、

その人にとって有益な情報を伝える様にしてきた訳です。

実際にそうする事で、たった1回だけの話ですが、

後になって、あの時言っておけばよかった。と後悔しなくて済むわけです。

とくに家族にアドバイスしたい場合は、面倒な話であればあるほど、

相手に聞いてもらえない場合がホトンドですので、

何度も何度もその事について話すよりは、

分かりやすく相手に伝わる様に1回だけ話をすると良いと思います。

まあ、その人の人生の選択権はその人以外には誰も持っていません。

実際にその人がそれを選んだのなら、それがその人の人生となります。

それが例え自分の家族であろうとも、

自分が変わって生きてあげる事は出来ないので、

その人が選んだことなら最終的に何が起きようとも、

結局最後はその人自身が全部責任を取っていく事になります。

特に病気に関する事については、自ら自分で気付いていかないと

完全には治らないケースが多いように感じます。

とくにガンは自分で気づけないと苦しみ続ける様な病気だと思うのですが、

医者に頼ればなんとかしてくれると思ってる人は結構多い様ですね。

医者に頼っても、治らないものは治りませんし、

いくら手術したところで、原因が解消されてないなら、

何度でもガンは再発するのですが、

知らない人は本当に医者から見れば○○ですよ。